今季初優勝を飾った山内日菜子。地元・宮崎開催の最終戦出場も決めた

◇国内女子◇伊藤園レディスゴルフトーナメント 最終日（10日）◇グレートアイランドC (千葉)◇6769yd（パー72）◇曇り（観衆4151人）

山内日菜子が昨年3月「アクサレディース」以来、約1年8カ月ぶりのツアー2勝目を挙げた。4位から出て、終盤17番で約30ydのチップインを決めるなど5バーディ、ボギーなしの「67」で回って通算14アンダー。スタート前の1打差を逆転し、故郷・宮崎開催の最終戦「JLPGAツアー選手権リコーカップ」の出場権を手にした。

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今季はシーズン中盤の不振が響き、今週を前にした年間ポイントランキングは来季シード（50位まで）圏外の73位。予選会への出場を覚悟していた中での優勝だった。優勝スピーチでは「QT（予選会）の準備のために…」と言葉を詰まらせ、「（次週）エリエールが終わったら宮崎に帰る予定でしたが、これでリコーカップへの出場で帰れることが本当にうれしい」と涙ぐんだ。

通算12アンダーの2位に、ともに首位から出た安田祐香とツアー未勝利の辻梨恵。安田は首位タイから出て「70」で回ったが、9月「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」に続くツアー通算2勝目に一歩及ばなかった。

メルセデスランキングによる年間女王争いは竹田麗央の初戴冠が確定した。竹田は前日に予選落ちしたが、ランク2位の山下美夢有が4位タイに終わり、残り2試合（大王製紙エリエールレディス、JLPGAツアー選手権リコーカップ）に連勝して700ptを加算しても竹田を逆転できなくなったため。

＜上位成績＞
優勝／－14／山内日菜子
2T／－12／辻梨恵、安田祐香
4T／－11／青木瀬令奈、申ジエ、森田遥、山下美夢有、全美貞
9／－10／桑木志帆