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笹生優花が涙の「全米女子OP」2勝目 日本人初のメジャー複数V 渋野2位

◇女子メジャー第2戦◇全米女子オープン presented by アライ 最終日(2日)◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇6583yd(パー70)

5位からスタートした笹生優花が5バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「68」で回って通算4アンダーとし、3打差を逆転して2021年に続く「全米女子オープン」2勝目を飾った。日本勢のメジャー複数回優勝は男女を通じて初となる。

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笹生は前半2番でバーディ先行。6番(パー3)で4パットのダブルボギーを喫し、前半で1つ落とした。首位のミンジー・リー(オーストラリア)に3打差で折り返したサンデーバックナインで加速。12番(パー3)のバーディで首位に並ぶと、13番(パー5)も伸ばして単独首位に。1.5mのチャンスを決めた15番、1オンに成功した16番(パー4、232yd)の2連続バーディでダメ押し。17番(パー3)で3パットボギーを喫したが、リードを守り切った。

表彰式では「家族の支えなくして、わたしがこの場に立つことはなかった。2021年に優勝した時はフィリピン人として母に、今年は日本人として父に恩返しできた。両親にそれぞれ恩返しできてうれしく思う」と話し、感極まって涙を流した。

渋野日向子が通算1アンダーの単独2位に入った。4位から出て2バーディ、4ボギーの「72」でプレーした。ホールアウト後「どうしてこの位置で終えられたんだろうという気持ちと、勝ちたかった気持ちがある。また私が頑張れる理由ができた。優花に何かおごってもらいます」と話した。

通算イーブンパーの3位にアリー・ユーイングアンドレア・リー。通算1オーバーの5位にアルピチャヤ・ユボル(タイ)が続いた。

14位から出た古江彩佳は3バーディ、1ボギーの「68」で通算2オーバーに伸ばし、2年連続の6位に浮上して終えた。通算3オーバーの9位に竹田麗央小祝さくらが並び、ともにトップ10圏内による来年大会の出場権を確保した。日本勢5人がトップ10で終えたのはメジャー史上最多(これまでは2021年「全米女子オープン」の4人)。

4オーバーの12位に山下美夢有。6オーバーの19位に岩井千怜。10オーバーの36位に尾関彩美悠。11オーバーの39位に河本結西村優菜。12オーバーの44位に畑岡奈紗。13オーバーの51位に吉田優利。15オーバーの67位に鈴木愛。21オーバーの74位に岩井明愛が続いた。

<上位&日本勢成績>

優勝/-4/笹生優花
2/-1/渋野日向子
3T/0/アリー・ユーイングアンドレア・リー
5/+1/アルピチャヤ・ユボル
6T/+2/古江彩佳
9T/+3/竹田麗央小祝さくら
12T/+4/山下美夢有
19T/+6/岩井千怜
36T/+10/尾関彩美悠
39T/+11/河本結西村優菜
44T/+12/畑岡奈紗
51T/+13/吉田優利
67T/+15/鈴木愛
74/+21/岩井明愛

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