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石川遼

遼、疲れの色濃く2オーバー64位タイでスタート

米国男子ツアーの「フェデックス セントジュード クラシック」が7日(木)、テネシー州のTPCサウスウィンドで開幕。石川遼は初日2バーディ、4ボギーの「72」でまわり2オーバーの64位タイでスタートした

午前8時30分にティオフを迎えた石川は序盤から慌しい展開が続いた。1番でティショットを右サイドに曲げてボギーから出ると、続く2番で7メートルを沈めてバーディを奪取。ところが3番(パー5)ではフェアウェイからの第2打を池に落としてしまうなど、ショットが乱調だった。

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5番、7番ではいずれもパーオンを逃してボギーが重なり2オーバーでハーフターン。12番で3パットボギーを叩いた。それでも「後半に躍動感がやっと出てきた」と徐々にリズムをつかみ、17番で5メートルのバーディチャンスをものにしてホールアウト。午後スタートの選手たちのスコアが思うように伸びず、なんとか予選通過圏内で初日を終えた。

パー70設定とあって、簡単にはビッグスコアは望めない。距離の長いパー4が多く、選手たちはまず我慢のプレーが求められる。石川もこの日は、2メートル強のパーパットを残すシーンが目立ったが、耐えた。それでも「良い内容ではなかった。リカバリーは良くできて、ショートゲームは良くなったけれど、このショートゲームがあればもっとバーディを取れてもおかしくなかった」と口惜しさが残る。

前週の「ザ・メモリアルトーナメント」で9位に入り、来季の米ツアーのシード権獲得に大きく前進。しかし今大会はスポット参戦5連戦の3試合目とあって「体調はギリギリかな、と思う。しっかり休みたい」と疲労の色は隠せない。「後半はショットが良くなってきたので、明日はスタートからいきたい。アンダーパーに持っていけるように気持ちを切り替えたい」。2日目は午後1時30分と遅めのスタート。つかの間の休息時間を有効に活用することも、浮上のポイントとなりそうだ。

2012年 フェデックス セントジュード クラシック



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