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2014年 日本オープンゴルフ選手権競技 3日目 スコア結果

最終更新日時:2014/10/19 16:08
順位 通算 選手名 1R 2R 3R 合計
1 -12 池田勇太 64 68 66 198
2 -9 片山晋呉 68 66 67 201
2 -9 P.マークセン 63 68 70 201
4 -6 S.J.パク 68 69 67 204
4 -6 時松隆光 65 71 68 204
6 -5 張棟圭 68 69 68 205
6 -5 小平智 68 68 69 205
8 -4 近藤智弘 68 69 69 206
9 -3 北村晃一 70 69 68 207
9 -3 小林正則 68 70 69 207
9 -3 谷原秀人 69 68 70 207
9 -3 B.ケネディ 68 70 69 207
13 -2 室田淳 70 72 66 208
13 -2 藤本佳則 71 70 67 208
13 -2 呉阿順 71 70 67 208
13 -2 朴相賢 68 71 69 208
13 -2 趙珉珪 68 71 69 208
18 -1 @小浦和也 73 70 66 209
18 -1 I.J.ジャン 68 74 67 209
18 -1 河井博大 69 71 69 209
18 -1 竹谷佳孝 68 71 70 209
22 E キム・スンヒョグ 70 72 68 210
22 E 近藤龍一 70 72 68 210
22 E 増田伸洋 72 69 69 210
22 E 小田孔明 68 72 70 210
22 E 李尚熹 67 73 70 210
22 E 星野英正 69 71 70 210
22 E 片岡大育 66 71 73 210
22 E 貞方章男 68 68 74 210
30 ++1 甲斐慎太郎 70 74 67 211
30 ++1 D.オー 68 75 68 211
30 ++1 岩田寛 68 72 71 211
30 ++1 今野康晴 66 74 71 211
30 ++1 藤田寛之 71 68 72 211
35 ++2 S.リーニー 71 72 69 212
35 ++2 宮里優作 71 71 70 212
35 ++2 川村昌弘 71 70 71 212
35 ++2 松村道央 72 68 72 212
35 ++2 塩見好輝 71 69 72 212
35 ++2 矢野東 70 70 72 212
35 ++2 小田龍一 71 69 72 212
42 ++3 永野竜太郎 69 72 72 213
42 ++3 A.ブランド 71 70 72 213
42 ++3 @岡崎錬 70 71 72 213
45 ++4 井上信 72 72 70 214
45 ++4 黄重坤 72 71 71 214
47 ++5 高山忠洋 73 71 71 215
47 ++5 丸山大輔 72 72 71 215
47 ++5 金庚泰 71 73 71 215
47 ++5 富村真治 74 69 72 215
47 ++5 李京勲 67 76 72 215
47 ++5 J.パグンサン 74 69 72 215
47 ++5 K.T.ゴン 70 73 72 215
47 ++5 李泰熙 71 71 73 215
47 ++5 田村尚之 68 73 74 215
47 ++5 A.スコット 68 72 75 215
57 ++6 M.ヘンドリー 75 67 74 216
58 ++7 @石徳俊樹 72 72 73 217
58 ++7 S.K.ホ 72 72 73 217
58 ++7 手嶋多一 71 70 76 217
61 ++8 山下和宏 73 71 74 218
61 ++8 @幡地隆寛 70 71 77 218
63 ++9 @松原大輔 69 75 75 219
64 ++10 J.B.パク 72 72 76 220
64 ++10 岸本翔太 70 73 77 220
64 ++10 久保谷健一 75 68 77 220
67 ++11 鍋谷太一 70 72 79 221
@印はアマチュア選手

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アダム・スコット米国PGAツアーを主戦場とするアダム・スコットが、毎週の試合で着用するウエアのコーディネートは、東京・六本木の同社オフィスから発信される。商品開発、デザイナー、マーチャンダイザーに至る少数精鋭のスタッフが、数ある商品の中からポロシャツ、パンツ(ボトムス)、ベルトの組み合わせに知恵を出し合っている。試合の2週前に海を渡る段ボール箱の中には、本戦4日間のほかトーナメント前の練習日、プロアマ戦を含む全部で6日分、そしてシーズンオススメのウエアを加えたアイテムの数々がぎっしり。プライベートの時間でも愛用している薄手のインナー、エアリズム(AIRism)も絶対に欠かせない。
同社のモデルは、ゴルフ場を離れても気軽に着用できるLifeWearだ。スコットとの共同開発で世に出たドライストレッチパンツは、コースで戦う上での機能性が普段の生活の場に大いに還元されたもの。彼の要望として取り入れられた高い伸縮性、速乾性や軽量感は、カジュアル、ビジネス等のシーンを問わず重宝されている。スタイリングにおいても、ファッションデザイナーの滝沢直己氏の監修のもと、レディ-・ガガのスタイリングをも手がけたニコラ・フォルミケッティ氏がプロジェクトに参加。ビッグネームの協力も得て、両者の融合を追究している。
ちなみにスコットお気に入りのカラーリングは、シャツとパンツを同色で統一するスタイル。黒、ネイビーの単色コーディネートの日は、一層気合が入っているのかも?

アダム・スコット「ジェントルマン」はアダム・スコットを表現する言葉として、最も的を射ているフレーズだ。直接折衝を担当するユニクロ・グローバルコミュニケーション部の蓑輪光浩氏は、かつて某スポーツメーカーで多くのプレーヤーと仕事をしてきた経験があるが「サインを求めて『My pleasure(こちらこそありがとう!)』と答えてくれた選手は初めてでした」と言う。プロ車いすテニスプレーヤー・国枝慎吾をはじめ、錦織圭、ノバク・ジョコビッチといったトップテニス選手のウエア開発にも携わってきた商品本部の田中敏氏が驚いたのは「ジョコビッチ選手と同じく勝ちにはこだわりつつも、テニス以上に自然が結果を左右することがあるゴルフと言うスポーツの特性も受け入れる懐の深さを感じる」という、その穏やかな人間性だった。
雄大な南太平洋を望むゴールドコーストで育ったスコットは、ゴルフ、そして海とともに自身の成長を育んできた。大のサーフィン好きが選んだバハマの自宅は、目と鼻の先にビーチがあり、素潜りでモリを持って獲物を捕らえるスピアフィッシングにも興じる。ところで、スコットは学生時代に日本語の授業を選択していた時期があり、ひらがななら多少理解できる。米国で戦う日本の松山英樹や石川遼のよき兄貴分としての振る舞いも、自然と納得がいくものだ。

アダム・スコット今年9月初旬。ユニクロのスタッフのもとに米国で転戦中のアダム・スコットからメールが届いた。「Big Day for UNIQLO!」―― 日本のスポーツ界が震撼したテニス全米オープン。錦織圭が快進撃を続け、ともにユニクロと契約するノバク・ジョコビッチと準決勝を戦う直前のことだった。マスターズチャンピオンも日本のファンと同じように、ニューヨークに熱く視線を注いでいたのである。
それもそのはず、スコットとテニスとの間には切っても切れない縁があった。同じオーストラリア出身で、4大大会通算2勝のレイトン・ヒューイットとは1歳違いで大の仲良しで、どちらもバハマに家があり、オフにはトレーニングを一緒にすることもある。さらにスコットの現在のマネージャーは、かつてヒューイットのサポートをしていたという間柄。もちろん自らもラケットを手に取り、汗を流す。
ジョコビッチとは昨年、ニューヨークで対面し、ドライバーをプレゼントしたスコット。錦織選手も10代の頃からフロリダIMGアカデミーで育ち、女子プロゴルファーの宮里美香と親交があり、ゴルフは趣味のひとつだとか。日本のファンとしては今後、トップアスリート同士の異色のコラボも期待してしまう。

アダム・スコット2013年「マスターズ」。アダム・スコットは、オーガスタの雨が染み込んだユニクロのポロシャツの上にグリーンジャケットを羽織った。開幕直前に契約が発表され、これ以上ない形の“デビュー戦”を喜んだ同社スタッフは「ゴルフ界に大きな声で“Say Hello”が言えたことが大きかった。スポーツメーカーでない我が社の内部においても、すぐに協力体制ができた」と話す。ポロシャツは優勝前の実績を大幅に上回る数が売れ、ベルトは全国で品切れになった。
ゴルフ部門への進出はユニクロの哲学「MADE FOR ALL」に立ち返るものだった。世代や性別を超えた“国民服”をプロデュースする同社が、老若男女がプレーできるゴルフ産業に足を踏み入れたのは自然な流れ。ともすればビジネスの場にも似つかわしいLifeWearが好まれるゴルフは、コート内における高い機能性に特化したテニスとはアプローチの方法が異なったが、それこそがスコットが求めたものだった。
あらゆるスポーツにおいて、契約メーカーに自身の特別ブランドや、一般市場には出回らないモデル提供を求めるプレーヤーは多い。だが彼は違う。誰もがリーズナブルに手にできるウエアを軽快に着こなし、世界最高のツアーで戦っている事実がある。そして、スコットは大きなビジョンを持って言う。「2万円もする高い服を着てプレーするゴルファーは本当に幸せだろうか?そんな世界を、ユニクロとなら一緒に変えられる」と。スコットとユニクロの二人三脚での歩みは、まだ始まったばかりだ。


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