カナダが団体男子、スペインが女子をともに初制覇/トヨタジュニア
女子団体は3連覇ならず2位 上田澪空は「規模の大きいゴルフ」を目の当たりに
◇2022 トヨタ ジュニアゴルフワールドカップ Supported by Japan Airlines 最終日(24日)◇白山ヴィレッジGC(三重県津市)◇男子7018yd(パー72)、女子6358yd(パー72)
団体女子は日本は合計8アンダー2位に終わり、2018年、19年と続く3連覇とはならなかった。2アンダー3位から出た上田澪空(東京・共立女子第二高2年)は4バーディ、1ボギーの「69」で回り、個人では通算5アンダー3位で終えた。
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出だし1番からピンそば3mのバーディを沈めてスコアを伸ばしたが、トップに2打届かず「強気に行こうとしたけど出来なかった」と悔しさを見せた。
普段は日本を離れた先で外国人選手と戦うが、母国での戦いは「新鮮」と振り返る。この日はカナダとスペインの選手とプレー。3日間通して「海外の選手はショットの精度の高さがすごい。ピンを刺してきてくるし、難しいアプローチもチップインさせるし、規模の大きいゴルフをしているなと思った」。アプローチの小技を増やすのがこれからの課題とした。
3バーディ、3ボギーの「72」でホールアウトした徳永歩(滋賀・ECC学園高2年)は通算2オーバー9位。3日間通してアンダーパーを出せず「60台を目指していたけど、悔しい」と話した。「実力が足らなかった」と思うようなスコアを出せなかったが、ここで得た経験を「日本女子オープン」(9/29~/紫CCすみれコース・千葉)の最終予選会(7月)にぶつける。
2日目に「69」を出した手塚彩馨(長野・佐久長聖高2年)は、3バーディ、4ボギーの「73」で終え、通算3オーバー13位。ショットの不調を抱えながらも最終18番では10mを沈めるなどグリーン上で耐えしのいだ。個人優勝を遂げたスペインのアンドレア・レボルタ・ゴィコェチアと回り、「見惚れていました。スイングリズムが一緒で、安定している」と刺激を受けたという。
一つ心残りなのはなかなか英語で話しかけられず交流が出来なかったこと。「もうちょっと話せていたら…」。最終学年となる来年も、この大会に戻ってくることを誓った。(三重県津市/石井操)