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2014年 全米オープン
期間:06/12〜06/15 場所:パインハーストNo.2コース(ノースカロライナ州)

優勝の望みを捨てないステンソン

2014/06/15 12:52

首位をひた走るマーティン・カイマーを追うヘンリック・ステンソンは、「全米オープン」の最終日は「何が起こってもおかしくない」ということを頑に信じている。

パインハーストでの3日目を「70」のイーブンパーでラウンドし、首位から6打差の4位につけるステンソンは、最終ホールでの短いパーパットを外していなければもう1ストローク縮められていたところであった。

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「18番ではちょっと躓いてしまった。というのも、向かい風だと思ったのでウェッジを強めに打ってしまったんだ」と欧州ナンバーワンのステンソン。

「でも実際は横風だったので、左へ行ってしまったんだ。そして残り1.2メートルの2パット目をしくじってしまった」。

「あれが今日起こった唯一の悪い出来事だったと思う。ただ、あと一つか二つはバーディパットが決まっても良かったのだけどね。14番では絶好のチャンスがあったし、16番でもあのロングパットは入るかに見えたしね」。

「全体的にはとても満足している。凄くタフなコースで良いラウンドが回れたからね。それに首位との差も若干詰めることができた。残り18ホールで5、6打差というのは確かにちょっと開きがあるけれど、まだチャンスはあるよ」。

3日目をアンダーパーでラウンドしたのは米国のリッキー・ファウラーエリック・コンプトンの2人のみだった。そのことについてステンソンは「今日はよりタフだった。多分、今日の『70』の方が昨日までの『69』よりも良いスコアだと思う」。

「難しいコースだし、明日の方が簡単になることはないのだから、何が起こってもおかしくないよ」。

3日目の2オーバー「72」に肩を落とすブルックス・ケプカではあるが、最終日を控え7位タイと、彼も上位につけるヨーロピアンツアーの選手の一人である。

「良くなかったですね」と24歳のケプカ。「良い感じでボールが打てませんでした。僕らは(同組のジェイソン・ダフナーと)お互いにそういうプレーを拡散させてしまったのが良くなかったと思います。今日はお互いに好影響を及ぼすことができませんでした」。

「ただ、54ホール終了時点でイーブンパーだと言われていたなら、それを受け入れていたと思います。ですので、そういう見方をするしかないですね。今日は幾つかピンポジションが厳しいホールがありました。風も吹き込んでいましたね。昨日までの2日間は無風でしたからね」。

3日目を「70」でラウンドし、通算1オーバーで10位タイまで順位を上げたディフェンディングチャンピオンのジャスティン・ローズもまた好機を逸したことを悔いている一人だ。

「間違いなく素晴らしい一日になるはずだった」とローズ。「今日は本当に良いプレーができた。ラウンド後、スコアを提出するテントへ行った折に、『70』がその時点での今日の最高スコアだと知った時は驚いたけれどね。今日はもっと良いスコアを出せるチャンスはあったのだけれど、多くのショットを浪費してしまった」。

「ボギーは全てつまらないミスだった。だから、今日がそれほどタフなことになっていると気がつかなかったんだ」。

「こうなっては、(優勝ではなく)一つでも高い順位を目指す戦いに切り替えることを受け入れるべきなのだろうけれど、今日はちょっと想定外な1日だった。何か特別なことが必要な日だったんだね」。

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