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2014年 WGCブリヂストンインビテーショナル
期間:07/31〜08/03 場所:ファイヤーストーンCC(オハイオ州)

破竹の勢い ガルシアが3打差の首位

「61」のすばらしいラウンドを披露したセルヒオ・ガルシア(スペイン)が、ジャスティン・ローズを抜き去り、折り返しを迎えたファイヤーストーンCCでの「WGCブリヂストンインビテーショナル」で3打差の首位に立った。

ガルシアは「トラベラーズ選手権」、第143回「全英オープン」と2大会連続して2位に入った後、オハイオへ乗り込んだ。初日は「68」でラウンドし、首位のマーク・レイシュマンから4打差につけた。

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2日目を迎えると、8番から11ホール連続で1パット。三度目の正直を実現させるべく、2000年にタイガー・ウッズが打ち立てたコースレコードに並ぶスコアを出し、一気にトップに躍り出た。

34歳のガルシアは、12番からの7連続バーディを含む8つのバーディを奪ってバックナインを「27」で回り、通算11アンダーまでスコアを伸ばした

世界ゴルフ選手権でいまだ優勝経験のないガルシアは、「確かに夢のようなバックナインだった。上々の出だしだと感じていた。序盤から良いショットを打っていたし、外したけれど良いバーディチャンスをいくつか作っていた」と述べた。

「フロントナインは、つきもあった。4番、8番、9番はひどいティショットだったけど、その内1つは2打目でグリーンを狙えたし、残り2つは寄せワンで良いパーセーブとなった」。

南コースのコースレコードに並んだことについては「こういうコース、それもコースが硬く難しい状況で、コースレコードやコースレコードタイのスコアを出せるのは、気分がいいね」と語った。

「ここでは非常に良いドライバーを打たなくてはならない。それに、グリーンがめちゃくちゃ速いので、グリーンの正しい位置にボールを乗せにいかなければならない」。

「それをしっかりできて、(コースレコードを保持する)タイガーとホセ・マリア(オラサバル)に並べたのは、とてもうれしいよ」。

ロイヤルリバプールで23位に入る前にキャリア初となる2大会連続優勝を遂げたジャスティン・ローズ(イングランド)は、「ライダーカップ」のチームメートであるガルシアが終盤のチャージを見せるまでは、ここ4大会で3勝目を狙うべく首位の座にいた。

2007年にこの大会でウッズに続く2位となった34歳のローズは、バックナインからスタートし、14番で2日間通じて初めてのボギーをたたくも、そこから4つスコアを伸ばし、2日目を3アンダーの「67」でラウンドした。

昨年の「全米オープン」王者は、「自分のロングゲームに満足している。このコースで(パーオンで)グリーンを16回とらえたのだから、ソリッドなプレーだったと言うべきだし、何よりカップに寄せられたのが良かった」と述べた。

「ラウンド序盤はパットが横に流れてしまった。そこまでラインを見切れていなかったんだ。確か、18番でようやく最初のパットが決まったのだと思う」。

「そこからパットがしっくり来るようになった。終盤に向け、いくつか良い読みができた。なんだかんだ言いながら、いいスタートを切れたと思うよ」。

「全英オープン」を制覇したロリー・マキロイ(北アイルランド)は、2日目を6アンダーの「64」でラウンドし、首位から4打差につけた。アダム・スコットから世界ナンバーワンの座を取り戻すチャンスは、近づいている。

ファイヤーストーンで優勝の栄冠に輝いて、スコットが5位以内に入れなければ、世界ゴルフランキングの頂点に再び君臨することになる。

出だし3ホールで連続バーディを奪ったマキロイは、6番でボギーをたたいた後、上がり2ホールの連続バーディを含む4つのバーディを奪い、スコアを伸ばした。

マキロイと同じ通算7アンダーの3位には、マーク・レイシュマン(オーストラリア)が並んでいる。ロイヤルリバプールで5位タイに入って以来の大会出場だが、前半を3バーディ、3ボギーで回り、その後1つスコアを伸ばして2日目を「69」でホールアウトした。

さらにその1打差の5位に、南アフリカのチャール・シュワルツェルと米国のリッキー・ファウラーが続いている。

10番で3メートルのバーディパットを決めてローズに並んだシュワルツェルだったが、その後は14番と17番でボギーをたたいてしまった。

来週の「全米プロゴルフ選手権」を前に、今季のメジャーでは全てトップ5入りを果たしているファウラーは、パー5の2番でイーグルを奪うなど、後半のフロントナインを力強く締めくくり、2日連続の「67」を記録した。

オーストラリアのスコットは最終ホールでボギーをたたき、通算3アンダー。昨年の覇者タイガー・ウッズは通算1アンダーで週末を迎える。

メジャー14勝、そしてここファイヤーストーンCCでは8勝を挙げているウッズ。昨年は2日目を「61」でラウンドし、7打差の勝利につなげたが、今年はその再現とはならず、1オーバーの「71」で2日目のラウンドを終えた。

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