昨年は途中棄権…松山英樹「今年は元気」
2014年 WGC HSBCチャンピオンズ
期間:11/06〜11/09 場所:シェシャンインターナショナルGC(中国)
スター選手が上海の夜空をライトアップ
上海でファイナルシリーズの熱戦が続く中、5人の世界トップクラスのゴルファーたちが「WGC HSBCチャンピオンズ」の10周年記念祝賀会のオープニングを飾った。
中国の伝統的な上着に身を包んだリッキー・ファウラー、マーティン・カイマー、ジャスティン・ローズ、アダム・スコット、そしてバッバ・ワトソンの5人は、HSBC中国ジュニア・ゴルフ・プログラムに所属する5人の若いゴルファーから手渡された中国提灯を特設会場となったペニンシュラホテルの屋上に飾り、壮観な上海の夜空を彩ってみせた。
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HSBCが大会を中国に誘致してから10年目となる今年の「WGC HSBCチャンピオンズ」は11月6日から9日にかけ、シャーシャンGCを舞台に開催される。開催初年度は世界のトップ50の選手のうち13人がこの大会に出場したが、今年は「レース・トゥ・ドバイ」のファイナルシリーズ2戦目にあたるこの賞金総額850万ドルの大会に、世界トップ50のうちの40選手が顔をそろえるまでになった。
世界ランキング2位のスコットは「WGC HSBCチャンピオンズは世界中のトッププレーヤーたちを惹きつける第一級の大会だ。WGC HSBCチャンピオンズのこれまでの10年間は信じられないほどの成功を収めたし、今後の10年、その先ももっとうまくいくと確信している」と述べた。
今季メジャー4戦すべてでトップ5入りを果たしたファウラーは「ここは素敵なところだね。現代のゴルファー、そして現代のゴルフにとって中国は訪れるべき場所であり、この大会は世界中のトッププレーヤーたちにとって指標の役割を果たしてきた。僕らはここでプレーするのがすごく好きだし、上海のファンたちからの声援も特別なものだ。10周年記念の大会で優勝できたら、それは偉業といえるね」と話した。
この記念行事には選手らに混じり、HSBC中国太平洋地区の最高責任者であるギレス・モーガン氏、同社の大会後援事業部を統括するピーター・ワン氏も参加した。
モーガン氏は「10年が経過し、中国のゴルフを巡るすばらしい旅路は一つの画期的な到達点へたどり着いたように感じます。2005年に初めてこの大会を中国へ誘致した際、我々の志は世界クラスの国際的なゴルフトーナメントを胎動するマーケットで開催するというものでしたが、10年後のいま振り返ってみると、WGC HSBCチャンピオンズが、アジアにおけるゴルフの成長にとって、主要な役割を果たしてきたのは明らかです」と述べた。
「2年連続して世界のトップ50のうちの40選手を上海へと惹きつけた事実が全てを物語っています。すばらしい10周年ですし、今週の世界クラスの大会を前に、我々は中国でのゴルフの未来に胸の高鳴りを感じます」
スター選手が輝く出場者リストには、前述の選手のほか、世界ランク4位のセルヒオ・ガルシア、5位のヘンリック・ステンソン、フェデックスカップ王者のビリー・ホーシェル、2014年にPGAツアーで3勝を挙げたジミー・ウォーカー、日本が誇るスター選手の松山英樹、14年にPGAツアーで2勝したクリス・カーク、「ライダーカップ」のスター選手であるジョーダン・スピース、14年の「ライダーカップ」で勝利した欧州代表の11人が名を連ねている。
今大会は世界ゴルフ選手権の中で出場資格を得るのが最も厳しく、出場する選手は主要大会に優勝したか、世界のトップ50以内に入っていることによって出場する機会を得た。