ライダーカップレース:欧州代表入りの切符は誰の手に!
2016年 マスターズ
期間:04/07〜04/10 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
世界ランキングで振り返る2015年あれこれ
By Will Pearson, europeantour.com
ヨーロピアンツアードットコム(europeantour.com)では2015年の世界ゴルフランキングを振り返り、最高峰の選手たちや急上昇を遂げるなど場を賑わせた選手たちに注目してみた。
オーガスタへの道
14人の欧州ツアーメンバーが世界ランクのトップ50入りを果たして年を越し、2016年の「マスターズ」出場権を手にした。この中では、キラデク・アフィバーンラト(36位)とアンディ・サリバン(37位)が4月にオーガスタナショナルでのデビューを飾ることになる。
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14人の1人であるデンマークのソレン・ケルドセン(45位)は「アイルランドオープンbyロリーファウンデーション」での勝利が物を言い、2010年以来となるジョージア行きを決めた。
一方「マスターズ」で5回のトップ10入りを経験しているリー・ウェストウッドは、12月の「タイランドゴルフ選手権」で2位タイに入ったことにより、世界ランクで6人抜きを決めて50位に入り、17度目の「マスターズ」出場をたぐり寄せた。
マスターズ出場を決めた14人(世界ランク)
セルヒオ・ガルシア (11位)
ダニー・ウィレット (19位)
アン・ビョンフン (28位)
トンチャイ・ジェイディー (29位)
ベルント・ウィスベルガー (31位)
ビクトル・デュビッソン (33位)
アンディ・サリバン (36位)
キラデク・アフィバーンラト (37位)
アニルバン・ラヒリ (40位)
マシュー・フィッツパトリック (43位)
クリス・ウッド (44位)
ソレン・ケルドセン (45位)
ジェイミー・ドナルドソン (46位)
リー・ウェストウッド (50位)
回転木馬のナンバーワン
2015年の初めの7カ月間はロリー・マキロイが世界ナンバーワンの玉座を守り通していたが、8月中旬にウィスリングストレイツで開催された「全米プロゴルフ選手権」で2位に入ったジョーダン・スピースが、北アイルランド人選手をその座から引きずり下ろした。
その後、世界ナンバーワンの称号はマキロイとスピースの間を行き来したが、9月下旬にはジェイソン・デイが4週にわたりポールポジションに居座ったことにより、争いは三つどもえとなった。
最終的にスピースがナンバーワンとして2016年を迎えたが、2015年は世界ゴルフランキング史上、最も頻繁(8回)に1位の座が入れ替わる1年となった。激動の年だったというわけだ。
記録破りのフィッツ
2015年はマシュー・フィッツパトリックにとってこの上ない1年となった。2014年のQスクールで欧州ツアーのシード権を獲得した21歳のイングランド人選手は「オメガヨーロピアンマスターズ」で2位に入り、「KLMオープン」で「59」にあとわずかのところまで迫ると、ウォバーンの「ブリティッシュマスターズ」で初優勝を遂げた。
フィッツパトリックは「レース・トゥ・ドバイ」挑戦初年度の今年、ルーキーとしては欧州ツアー史上最多となる10度のトップ10入りを果たし、世界ランキングもその活躍に呼応して急上昇した。
シェフィールド出身のフィッツパトリックは、2015年の世界ランクにおいて獲得した正味ポイント数で4位(114.63ポイント)に入った。彼を上回ったのはジョーダン・スピース(269.44)、ジェイソン・デイ(205.15)、ケビン・キスナー(165.28)の3人のみである。
2015年の正味ポイント最大獲得リスト
ジョーダン・スピース 269.44
ジェイソン・デイ 205.15
ケビン・キスナー 165.28
マシュー・フィッツパトリック 114.63
ブランデン・グレース 110.19
セーレン・ケルドセン 107.59
その上、フィッツパトリックは10月の「BMWマスターズ」で13位タイに入ったことにより、わずか83週という史上12番目の速さで、世界ランキングのトップ1000圏外からトップ50入りを果たした選手となった。ちなみにタイガー・ウッズは81週、ロリー・マキロイは72週でこれを達成している。