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2016年 WGCデルマッチプレー
期間:03/23〜03/27 場所:オースティンカントリークラブ(テキサス州)

快進撃は止まらず カブレラベローがベスト4進出

ラファ・カブレラベローが「WGCデルマッチプレー」の準々決勝でライアン・ムーアを2&1で下し、ルイ・ウーストハイゼンとの準決勝へ駒を進めた。

準決勝進出を果たしたスペインのカブレラベローは、デザートスイングで2位が2回、そして「WGCキャデラック選手権」では11位と、好調のままオースティンCCに入っていた。

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この最近の好調により、彼は今大会後の公式世界ゴルフランキングのトップ50入りがほぼ確実となり、2週間後はオーガスタナショナルで「マスターズ」デビューを飾ることになる。

一方、ジョージアの地でメジャー2勝目を狙うウーストハイゼンは、準々決勝でダスティン・ジョンソンを2&1で退けた。

カブレラベローは、オープニングホールでフェアウェイバンカーに捕まったムーアが、最終的にこのホールをコンシードしたため、序盤でリードする展開となった。

米国のムーアは、カブレラベローがボールを右ラフの岩に当てた3番を取ってオールスクエアに戻すも、世界54位のカブレラベローが5番と6番で連続バーディを奪って2アップとした。

ムーアは8番で見事なアプローチからピン側につけ、同じくアプローチを残していたカブレラベローにプレッシャーをかけると、カブレラベローがこれを寄せ切れずボギーとしたため、差は1アップに縮まった。

バックナインに入ると、両者共に12番をバーディとするなど、拮抗した勝負が続いたが、15番で第52シードのカブレラベローがピン側数センチにつける見事な2打目からバーディを奪って、再び2アップとした。

カブレラベローはその後の2ホールをパーとして、勝利を手にした。

「とても良いプレーができている。多くのホールを相手に与えていないし、特に簡単に与えていないというところが、マッチプレーではとても重要だと思う」とカブレラベロー。

「この大会へ向け、良い準備ができた。マッチプレーをとても楽しんでいるし、今週は自信を感じている。今年はこれまでのところ、とても良いスタートが切れたし、準決勝進出を誇りに思うよ」。

「良いプレーができているときは、ほとんど誰にでも勝てることは分かっているんだ。前にもやっているからね。何度か大会でやっているのだから、今週もできないわけはないんだよ」。

「もちろん『ライダーカップ』に出るのが目標だよ。キャプテンを魅了するだけのプレーができていれば良いね。ランキングの上でも、この大会でそれなりのポイントが稼げるからね」。

ウーストハイゼンは逆転でジョンソンに勝利した。

33歳のウーストハイゼンはベスト16でジョーダン・スピースを4&3で下して勝ち上がったが、準々決勝ではジョンソンが2番でバーディを奪ったことにより1ダウンと、序盤で劣勢に立たされる展開となった。

続く3番はバーディを奪ったウーストハイゼンが取るも、4番を取ったジョンソンが1アップのリードで後半へ折り返した。

2010年の「全英オープン」王者は10番で7.5メートルのバーディパットを沈めて勝負を振り出しに戻すと、ジョンソンがボギーを叩いた11番を奪取し、この試合初めて優位に立った。

世界16位のウーストハイゼンは15番を取って2アップとするも、ジョンソンは16番を取り返して食い下がった。

結局この勝負は、17番でウーストハイゼンが6メートルのバーディパットをねじ込んだことで決した。

「とにかく良いプレーができたし、バーディチャンスを作り出そうとトライしたんだ。パッティングが良いので、明日もこの調子で行きたいね」とウーストハイゼン。

「ずっと追う展開だったけれど、途中から良いプレーができるようになったんだ。12番では、彼が僕に付け入る隙を与えたと思う。僕が池に入れたのに、彼も僕を追うように池に入れたんだ。あれで助かったね」。

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