小田孔、今田、高山が決勝へ!遼、松山は無念の予選落ち
2012年 ソニーオープンinハワイ
期間:01/12〜01/15 場所:ワイアラエCC(ハワイ州)
急浮上のち急降下・・・武藤が大暴れ
7人の日本勢が参戦した、今年の「ソニーオープンinハワイ」。初日は揃って出遅れてしまい、最高位は高山忠洋の64位にとどまった。全員が予選カットラインを見据える、どこか沈うつとした空気の中で迎えた2日目。その状況で、2オーバーの100位タイからスタートした武藤俊憲が前半に大爆発。予選通過どころか、上位を脅かす猛チャージを演じた。
スタートホールの1番から3連続バーディ発進とすると、2つのパーを挟み、6番からは怒涛の4連続バーディ。前半ハーフで「28」をマークし、この時点で通算5アンダーは6位タイまで急浮上を果たす。日本の報道陣もようやくの吉報に色めき立ったが、折り返し直後の10番ティショットで異変が。「フェードのイメージで打った球がドローになった。あの逆球から、急に体が動かなくなった」。
<< 下に続く >>
日本でも指折りのドライバーショットの正確性を誇る武藤にとって、これ以上無いショックだったのだろう。以降は、バーディとボギーを入れ違えたかの内容に。後半だけで6個のボギーを叩き、終わってみれば8バーディ、6ボギーの「68」。スコアを2つ伸ばすに留まり、予選カットラインに僅か1打届かない通算イーブンパーでまさかの予選落ちを喫した。
一時はリーダーズボードに名を連ねながら、予選落ちという急転直下の内容に、「まー、悔しいですね。実力だと思って、また(大会に)呼んでもらえるように頑張ります」と苦笑。だが、米ツアーでハーフ「28」というスコアを叩き出したことに関しては「すごく良い手ごたえだった。半分だけでも通用したことをプラスに考えたいし、(国内)開幕に向けて楽しみが増えました」と言葉にも力がこもる。前半と後半のそれぞれ9ホールで、クッキリと明暗が分かれたこの日の内容。そのいずれも、武藤にとっては今シーズンを戦う上で大きな財産となったようだ。(ハワイ州ホノルル/塚田達也)
◆ソニーオープンinハワイ GDO×Ustream練習場ライブ中継◆
http://news.golfdigest.co.jp/tournament/pga/live/t2292.html
中継予定時間(すべて日本時間)
<3日目>
15日午前1時30分~8時
日本人選手登場予定時間
高山忠洋:1時40分~2時40分
今田竜二:2時半~3時半
小田孔明:4時~5時
※選手のスタート時刻等によってライブ中継時間が前後します。
塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。