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月曜フィニッシュも…その時、全米オープン出場者は?

初日に3時間半、2日目も2度にわたり計3時間34分のプレー中断を余儀なくされた米国男子ツアー「フェデックス セントジュードクラシック」。大会は土曜日の15時からようやく第3ラウンドをスタートしたが、テネシー州メンフィスには日曜日も50%の確率で雷雨予報が出されている。

直近で、今大会が天候による中断を挟んだのは2010年の第1ラウンド。だが、過去56回の歴史において、一度も54ホール以下へ短縮されたことはない。

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明日の天候次第では、月曜日にずれ込むことも想定されている。さらに過去のツアーの歴史を紐解くと、2006年の「ブーズアレンクラシック」、1980年の「ツーソンオープン」、さらに昨年の「ヒュンダイトーナメント・オブ・チャンピオンズ(金~月開催)」と、火曜日に最終日を終えた大会も存在する。

付け加えると、今大会のメインスポンサーである米国フェデックス社は、PGAツアーにとってはフェデックスカップも主催するツアー最大のお得意様。本社は開催コースのすぐ隣にあり、次週に控えるメジャー大会「全米オープン」は、PGAツアーとは別組織のUSGAが管轄する。簡単に72ホールを諦めることはないとみられる。

「全米オープン」への影響が最も懸念されるのは、キャリアグランドスラムを狙うフィル・ミケルソンだろう。3日目に入ってようやく第2ラウンドを開始(そして終了)したミケルソンは、やはり記者から「パインハーストに早く行きたい? 準備を考え直さないといけないか?」と質問された。

それに答えたミケルソン。「いや、僕が考える最善の準備は優勝争いをすることだ。それが、僕がパインハーストに前もって行っていた理由の1つでもあるんだけど、そうすることで全米オープン開催週の前半にコースを調べたり、ゲームプランを練ったりする必要がない。あとは自分のゲームを磨くだけ。たとえ火曜日までかかったとしても、それが悪影響ということはないね」と断言した。

とはいえ、土曜日も最終組は6ホールしか消化出来ずに3日連続のサスペンデッド。次週の出場権を持たない今田竜二も「毎日4時半起きで、コースを出るのは20時頃。15時間以上コースにいますよ…」と嘆いており、プレーする疲労とは別の疲れを感じている選手も少なくなさそうだ。日曜日こそ無事に終わってもらいたい!関係者みんなの祈りだ。(テネシー州メンフィス/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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2014年 フェデックス セントジュードクラシック



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