ラフは伸びずも…岡本綾子は見どころに「ショートアイアン」
2020年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯
期間:09/10〜09/13 場所:JFE瀬戸内海GC(岡山)
悲願のメジャー初Vへ 上田桃子「自分が一番勝ちたいと思っている」
◇国内女子メジャー第1戦◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 事前情報(9日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇6640yd(パー72)
本場スコットランドのリンクスコースでの「AIG女子オープン(全英女子)」を自己ベストの6位で終えた上田桃子が、昨夜に隔離期間を経て現地入り。「アース・モンダミンカップ」終了後、小祝さくら、松森彩夏と2日間の事前ラウンドを済ませていたが、開幕前日に18ホールの最終チェックを完了した。
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ロイヤルトゥルーンでの戦いは疲労が激しく、帰国後は「1週間くらいは常に眠くて、ほぼ寝ている時間が多かった」と振り返る。「逆に(外に)出られないから休まざるを得なくて、ちょうどよかった」と、自宅でトレーニングや素振り、パター練習という軽めの調整をこなしながら、隔離生活は体力回復に充てたという。
ツアー通算15勝(米ツアー共催「ミズノクラシック」を含む)で、賞金女王にも輝いた上田だが、これまでメジャータイトルとは無縁だった。「早くその質問がなくなるようにしたいというのが毎年あって、自分自身が勝ちたい気持ちが一番ある。とはいえ、2週間隔離があったし、初日からそれが頭にあると焦りやギャップを感じてしまう。初日、2日目はとにかく耐えて、試合勘を取り戻せるように。3日目くらいから、『よし、行くぞ!』って気持ちでいけたらいい」と、はやる気持ちを抑えている。
同じ辻村明志コーチに師事する小祝さくらが、イギリス行きを回避して、国内優勝を飾ったばかり。「今回、行かないっていう決断は私とは逆だったけど、お互い悔いのない決断にしたいっていう気持ちが良い結果を生んだと思う。穏やかに見えるけど、表に出さない芯の強さは、後輩だけど感心している」と祝福した。
初日は比嘉真美子、田中瑞希と同組で7時30分に10番からティオフする。1組前にいるのは小祝さくら。「マネジメントの仕方というか、頭の使い方は似ていると思う。風対策もこのコースで使えそうだなっていうのはあるので、アドバンテージになるかなと思います」と、海外メジャーでの経験を引っ提げて、上田が国内メジャー制覇を目指す。(岡山県笠岡市/今岡涼太)