日本勢4人が団体戦でチーム結成 LIV招待第2戦
デシャンボーはアジアンツアーも視野? 超高額賞金も世界ランク下降の新リーグ
◇LIVゴルフシリーズ◇LIV招待 ポートランド 事前(28日)◇パンプキンリッジGC(オレゴン州)◇7641yd(パー72)
個人戦の優勝賞金400万ドル(約5億4400万円)など超高額賞金が話題の新リーグだが、出場選手にとって世界ランキングのポイントが加算されないことは気がかりな点だ。
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「『ジョンディア』に比べたら、ここに何人のメジャーチャンピオンがいると思ってるんだい? PGAツアーはフィールドの分厚さとか、そういう話をしたいんだろうけど、それはここにあるんだ」。第2戦から出場するPGAツアー3勝のパット・ペレスは今週開催されるPGAツアー「ジョンディアクラシック」と比較して声を張り上げるものの、新リーグ参戦と同時にツアーの出場権を停止されるPGAツアーのメンバーたちは、いずれメジャーの出場資格をクリアできなくなる事態に直面しかねない。
パトリック・リードは「PGAツアーはこの新たなツアーを脅威に感じているだけでなく、素晴らしいものだと分かっているから、マネるように賞金を急激に上げているんだろう。時がたてば、ここで世界ランキングのポイントを獲得できると信じている」。2018年大会を制したリードをはじめ、フィル・ミケルソンやダスティン・ジョンソンといった歴代「マスターズ」覇者は生涯にわたる出場権を獲得している。ただ、大会を主催するマスターズ委員会は新リーグ出場選手の扱いについて、これまで態度を明らかにしていない。
ブライソン・デシャンボーは、タイガー・ウッズがホストを務め、予選落ちのないツアー外競技「ヒーローワールドチャレンジ」が加算対象イベントになっていることを引き合いに「なぜ同じようにできないのか?」と疑問を呈した。
新リーグとつながりが深く、選手の受け入れにも積極的な姿勢を見せているアジアンツアーについて聞かれると、「間違いなく可能性はある。どこであっても自分のスキルを披露したいし、それが世界ランクのポイント獲得につながるのであれば、何の問題もない」と含みを持たせた。(オレゴン州ノースプレインズ/亀山泰宏)