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PGAツアー“勝訴”にトーマス、マキロイが安堵

◇米国男子プレーオフ第1戦◇フェデックスセントジュード選手権 事前(10日)◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7243yd(パー70)

新リーグ「LIVゴルフシリーズ」に加入した一部選手がPGAツアーによる主催競技への出場停止処分撤回を求めた裁判で、原告側の訴えが棄却されたことにジャスティン・トーマスロリー・マキロイ(北アイルランド)が安堵した。

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カリフォルニア北部地方裁判所は前日9日にフィル・ミケルソンら10選手の提訴に対し、PGAツアー側の反論をおおむね認めた。プレーオフシリーズへの参戦を希望していたテーラー・ゴーチハドソン・スワッフォードマット・ジョーンズ(オーストラリア)の欠場が正式に決定。現段階でリーグとPGAツアーとの掛け持ちが認められない判例のひとつになった。

トーマスは「僕は法律に疎いから」と笑いつつ、同日午後の裁判はSNSを通じて動向を見守っていたという。「適切な判断が下されると思っていた。PGAツアーの選手に有利な判決であることに満足している」と判決に納得。

一方で「(LIVとの対立が)素晴らしいストーリーを奪ってしまった。きのうの会見でもスコッティ(シェフラー)がベストシーズンを過ごしているのに、フェデックスカップについての質問も少なかったはずだ」とクライマックスを迎える1年の終盤に、多くの視線が法廷へ向けられたことを残念がった。

マキロイも「“常識”が勝った。正しい決定だと思う。これで、より重要な、ゴルフに集中できる。僕たちみんなが前に進める。ここから数週間は余計なことを考えずに済む」と反応。ただし、根本的なツアーの独占禁止法違反に関する裁判は先延ばしされており、「まだ長い道のりがある。(今回は)1番ホールでバーディを獲ったようなもので、まだ17ホール残っている」と語った。

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