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2019年 WGCフェデックス セントジュード招待
期間:07/25〜07/28 場所:TPCサウスウィンド(テネシー州)

市原弘大と堀川未来夢は下位で終了 4日間で感じたこと

◇世界選手権シリーズ◇WGCフェデックス セントジュード招待 最終日(28日)◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7237yd(パー70)

最終ラウンドを「70」とした市原弘大は通算6オーバーの55位、「72」とした堀川未来夢は通算10オーバーの58位とし、予選落ちがない4日間の世界ゴルフ選手権(WGC)を下位で終えた。

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市原は最終18番で1.5mを決めるバーディで締めくくり、笑顔で72ホール目のグリーンを降りた。今週は開幕前からショットの調子が思わしくなく、「こういう舞台で、ショットが自分のイメージ通りにいかない中でプレーすることになったのは少し残念」と後悔の表情。かねてから海外志向が強いだけに「帰りたくないですねえ」と大舞台からの別れを惜しんだ。

優勝したブルックス・ケプカをはじめ屈強なパワーヒッターがそろうフィールドで、今週は「セカンドショット以降のクオリティの差」を痛感したという。もちろん飛距離にも大きな開きはあるが、「それがすべてじゃないし、ティショットはフェアウェイにあれば何とかなる。それよりも、セカンドやショートゲームの差が大きい」と自身のプレーを省みた。「日本でも飛ばしたほうがいい、なんて話が出るけど、やっぱりショートゲームからを大事にしてレベルアップしていきたい」と、目指すべき道を心に刻み込んだ。

WGC初挑戦となった堀川は、得意とする8Iだけが急に右に飛び出す症状により思わぬ苦労を強いられた。3日目には得意クラブを封印しながら「66」をマークしたものの、心からの充実感には浸れない。この日は「8番アイアンの距離に来ることが多かった」と使用を強いられたが、「どうせ右に行くので、少し左を狙ってちょうど良かった」とアドレスの向きで調整。「日本に帰ったらチェックしたい。なんなら、新しく替えようかなという感じです」と、帰国後は最優先の課題となりそうだ。

今年は6月の「全米オープン」でメジャー初出場。さらに前週は「全英オープン」に挑み、この2カ月で海外のビッグトーナメント3試合に臨んだ。メジャーはいずれも予選落ちに終わったが、今週は違った感覚があるという。「全米はラフが深くて歯が立たず、全英は風が強かったけれど、今週のコースは日本人向けのコースに感じた。落ち着いてプレーできればパープレーかアンダーパーで回れるような気がする」と手ごたえを感じている。

帰国後は、10月の日米ツアー共催「ZOZOチャンピオンシップ」への出場を目標に置く。同月「ブリヂストンオープン」終了時点の賞金ランキング上位7人など日本ツアーからの出場は限られるが、「ここに出ている選手たちが日本に来て、またプレーできる。出場を目標にブリヂストンオープンまで頑張りたい」と意気込んだ。(テネシー州メンフィス/塚田達也)

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