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2019年 ザ・ノーザントラスト
期間:08/08〜08/11 場所:リバティーナショナルGC(ニュージャージー州)

ランキング低迷のスピース ウルフの変則スイングに見たもの

◇米国男子◇ザ・ノーザントラスト 2日目(9日)◇リバティーナショナルGC(ニュージャージー州)◇7370yd(パー71)

2017年の「全英オープン」を最後にツアー優勝から見放されているジョーダン・スピースが2位に浮上した。4アンダー18位タイから8バーディ、1ボギーの「64」をマーク。通算11アンダーとして首位ダスティン・ジョンソンの背中を1打差で追う。

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レギュラーシーズンをフェデックスカップポイントランキング69位で終えたスピースは目下、プレーオフシリーズ第2戦を目指してプレーしている。次週の第2戦「BMW選手権」(イリノイ州メダイナCC)は今大会終了後のランク上位70人までが出場権を獲得。緊張感のある状況で「36ホールでボギーがひとつだけなんてウソみたい」と復調を予感した。

予選ラウンド2日間は40歳のケビン・ストリールマン、そして今年6月にプロ転向したばかりのマシュー・ウルフと同組でプレーした。

「ちょっと変な感じ。去年まではなかったことだと思う。最近は僕より若い選手もいて、マットに至っては5歳と半年も若い」と26歳のスピース。7月「3Mオープン」でさっそく初勝利を飾った20歳のウルフは、その変則スイングでも注目されている。バックスイングでアウトサイドに投げ出すように振り上げたクラブが八の字を描き、ダウンで地面を強く踏み込んでボールをぶったたく。

恐れなどまるで知らないかのような、はつらつとしたプレーぶりにメジャー3勝(ツアー11勝)の名手は「パットのストロークもキレイだし、なにせスイングがアグレッシブだ」と目を細める。「彼は彼自身のスイングをしている。確実に言えるのは“僕は完璧である必要はない”ってこと。それを彼から学んだ。(ウルフは)今の僕よりも、20歳の頃の僕に似ている」。ツアーに台頭してきた年下の選手たちは、スランプ脱出の最後のピースになるかも?(ニュージャージー州ジャージーシティ/桂川洋一)

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