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知っていたら最後は… 松山英樹がウッズ抜きのコースレコード「63」

◇米国男子◇BMW選手権 2日目(16日)◇メダイナCC(イリノイ州)◇7613yd(パー72)

松山英樹が9バーディ「63」をたたき出し、メダイナCCのツアー大会でのコースレコードを2ストローク更新した。イリノイ州シカゴ郊外にある当地は、1924年開場の54ホールを持つ名門クラブ。これまでメジャーを含むトップレベルのトーナメントが行われてきた“コースナンバー3”で、タイガー・ウッズらの記録を塗り替え「びっくりですね、それは」と自ら驚いた。

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同コースでは今大会の前身「ウェスタンオープン」(1939・62・66年)のほか、メジャー(全米オープン/49・75・90年、全米プロ/99年・2006年、全米シニア/88年)が開催された(2012年「ライダーカップ」は団体戦)。

これまでの記録「65」は5人がマーク。1999年「全米プロ」でのスキップ・ケンドール、2006年「全米プロ」のマイク・ウィア(カナダ)とウッズ。そして今大会初日にジャスティン・トーマスジェイソン・コクラックが並んだばかりだった。

最終18番をパーで終えても新記録を樹立していた松山は「そこは何も考えていなかった」という。「きのうの最初の方(スタート前)に、パトリック・カントレーが11番を終わって4アンダーで『コースレコードがなんとかかんとか』って書いてあった(情報があった)ので、いくつなんだろうなと思ったけれど、確認しないで回っていました」。8mを流し込み、通算12アンダーで単独首位浮上を決めるバーディフィニッシュにも「知っていたら、最後は入っていない」と笑った。(イリノイ州メダイナ/桂川洋一)

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