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2年ぶり参戦の米ツアー 石川遼が感じた「心の居場所」

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 事前(22日)◇アコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブ◇7041yd(パー70)

最後にこの舞台を踏んだのは、約2年前のことになる。石川遼はかつて5シーズン在籍したPGAツアーで久しぶりにプレーをする。「新しくトライするという感覚が強い」と、その心境を語った。

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今週の「ZOZOチャンピオンシップ」に加え、次週は中国・上海で開催される「WGC HSBCチャンピオンズ」にも、10月21日(月)時点の国内ツアー賞金ランキング上位2人の資格で出場する。賞金ランキング2位の今平周吾が「海外に行って、疲れなどで日本ツアーの成績が悪くなることが嫌だった」と辞退したため、同3位の石川が繰り上がった。

「来年のオリンピックも非常に大きな目標だし、PGAツアーにまたチャレンジしたいという気持ちも大きい。この2週間で多くのことを学べると思っています」と、自身の力を世界のものさしで測るチャンスを手に入れた。

今大会の出場が決まったとき、石川は「緊張して構えていた感じがあった」と打ち明ける。だが、会場入りすると、かつての戦友たちが次々に声をかけてくれたという。「なぜか(国内で)2勝したこともみんな知ってくれていて、『おめでとう』と言ってくれたりした」。そんな米ツアーメンバーたちとの触れ合いにより、「心の居場所(を得た)というか、そういったものが、緊張を嬉しい気持ちに変えてくれた」と、無意識に作っていた心の壁がゆっくりと消えていった。

ただ、それは満足や達成感とは違っている。「メジャーもここ数年出られていない。忘れ去られていてもおかしくないし、覚えていてほしいとも思っていない。(覚えていてくれて)すごく嬉しいことだけど、逆になんでという気持ちもある」と石川はいう。強烈なインパクトは、自身のプレーで刻みつけたい。「自分が彼らの間に入っていくことによって、覚えてもらえるようにと思っています」と力強くうなずいた。(千葉県印西市/今岡涼太)

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