状況の読み違いも…ウッズと松山 残り7ホールの駆け引き
2019年 ZOZOチャンピオンシップ
期間:10/24〜10/28 場所:習志野カントリークラブ(千葉)
7分半のロングスピーチ 前澤友作氏「漫画に描いたような展開」
◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 最終日(28日)◇アコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブ◇7041yd(パー70)
日本で初めてのPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」の第1回大会は、タイガー・ウッズによるツアー通算82勝目という記念すべき勝利で幕を閉じた。試合終了後に行われたセレモニーでは大会名誉会長の前澤友作氏(ZOZO前社長)が登場し、日本ゴルフツアー機構の青木功会長から「長い」と突っ込みを受ける約7分半のスピーチで感謝を表した。
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「最初にまずみなさんにお伝えしたいのは、本当にただただ有難うございます、という感謝です。ずっとここに来ていたんですけど、コースで出会う皆さんからゴルフ愛を、情熱を、感じました。日本で初めてのPGAツアーをここ千葉県に持ってくることができたことを心から嬉しく思います」。2位には松山英樹、3位にロリー・マキロイらが入り、「漫画に描いたような展開でした」と、感激した様子で選手らに大きな拍手を送った。
9月上旬に大きな爪痕を残した台風15号から始まり、台風19号、台風21号が襲った。さらに大会2日目となる25日(金)には記録的な大雨が降り、冠水被害が相次いだ。「この千葉県もいろんな地域で多くの被害を受け、沢山の方々が苦しい思いをし、沢山の方々が辛い思いをしてきたと思います。そうした中でこの大会が光になれば…皆さんの笑顔になるきっかけになればいいな、という思いで大会を始めました」と大会開催にこぎつけるまでの思いを明かした。
「ゴルフファンとしても、プレーヤーとしても本当にゴルフが大好きで、大好きで仕方がないんですけど、同じ思いを至るところから感じました。このフィールドを歩いていると、多くの皆さまから『前澤さん、ありがとう』と言われ、感動しました。ただ、皆さんにこそ『ありがとう』と言いたい。この大会が来年以降も盛り上がりますように、ゴルフ業界が盛り上がるようにしていきましょう」と締めくくった。(千葉県印西市/石井操)