“監督兼選手”ウッズ 若き精鋭たちに語った1敗の記憶
2019年 プレジデンツカップ
期間:12/12〜12/15 場所:ロイヤルメルボルンGC(オーストラリア)
ウッズがいきなりの「選手、オレ」 松山はシンプソン&リードと対戦
2019/12/11 16:06
◇世界選抜VS米国選抜対抗戦◇プレジデンツカップ 事前(11日)◇ロイヤルメルボルンGC(オーストラリア)◇7055yd(パー71)
いきなり会見場がどよめいた。両軍の首脳陣が向かい合って座り、キャプテンが順番に選手(組)を選んでいく恒例の対戦発表。世界選抜が最初にマーク・レイシュマン(オーストラリア)&ホアキン・ニーマン(チリ)組を選ぶと、米国選抜の“監督兼選手”タイガー・ウッズは1分ほどチーム内で話し合いを持った。そして「ジャスティン・トーマス…タイガー・ウッズ」。トーマスをコールし、さらに間を置いて自らの名前を読み上げると、世界各国の記者から「オ~」と声が漏れた。
「自分たちのプランがあった。ジャスティンと自分をスタートに置きたかった」。全組の発表を終えた後、対戦相手に関係なく先鋒ペアを決めていたことを明かした。主将と選手、2つの異なる重圧について問われると「副キャプテンが、キャプテンとしての役割を果たすために準備してくれている。選手としては、長年やっている。そちら(選手)の方が簡単だね」とニヤリ。初日は選手として出場するため、不在となるキャプテンの代役にスティーブ・ストリッカーの名前を挙げた。
初日はフォアボール(各選手が個人のボールを打ち、1ホールごとにペアで良い方のスコアを採用する)のダブルス戦。松山英樹は初出場のパン・チェンツェン(台湾)とのコンビでウェブ・シンプソン&パトリック・リード組との対戦が決定した。「チーム戦なので、自分の調子は関係ない。ペアと力を合わせて、ベストを尽くせるようにやるだけ」。キャプテンのアーニー・エルス(南アフリカ)の助言も仰ぎながら、インコースをパンと2人でプレーして予行演習を済ませた。(オーストラリア・メルボルン/亀山泰宏)
<初日フォアボールの組み合わせ>
世界選抜 VS 米国選抜
M.レイシュマン&J.ニーマン VS J.トーマス&T.ウッズ
A.ハドウィン&イム・ソンジェ VS X.シャウフェレ&P.カントレー
A.スコット&アン・ビョンフン VS B.デシャンボー&T.フィナウ
松山英樹&パン・チェンツェン VS W.シンプソン&P.リード
A.アンセル&L.ウーストハイゼン VS D.ジョンソン&G.ウッドランド
※李昊桐、C.スミス、R.ファウラー、M.クーチャーは初日欠場の予定