RBCヘリテージ 2日目スコア
2020年 RBCヘリテージ
期間:06/18〜06/21 場所:ハーバータウンGL(サウスカロライナ州)
松山英樹は3カ月ぶり復帰戦で予選落ち 感染対策意識にはギャップも
◇米国男子◇RBCヘリテージ 2日目(19日)◇ハーバータウンGL(サウスカロライナ州)◇7099yd(パー71)
松山英樹の復帰初戦は2日間で幕を閉じた。「さっさと帰ります…」。3バーディ、2ボギーの「70」と初日134位タイの出遅れを取り戻せず、通算2オーバー131位タイ。新型コロナウイルス感染拡大によるツアー中断を挟んだ3カ月ぶりの実戦で昨年9月の開幕戦「セーフウェイオープン」以来、今季2回目の予選落ちとなった。
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トップから5組目、午前7時29分にイン10番からスタートして出端をくじかれた。1Wショットを池のそばの左ラフに曲げ、2打目はフェアウェイに出すだけ。2日連続のボギー発進となり、さらに13番の3パットボギーで、巻き返しへのわずかな期待もしぼんだ。
5月末の渡米後にフロリダでの自主隔離期間を経験。前週のシーズン再開戦をスキップして復帰戦に選んだのは、例年は4月「マスターズ」翌週に行われる大会だった。キャリアで唯一の出場はツアー本格参戦初年度の2014年。当時は「71」、「79」とアンダーパーを出せないまま予選落ちし、少なからず苦手意識がわくコースでもあった。「グリーンのライン読みを反対に読んでしまうことがすごく多かった。きょうもあまり読みは当たらなかった」と首をかしげた。
後半に落ち着いたショットを次戦以降の好材料にしたい。アウト9ホールで3バーディ。「悪くはないんですけど、まだ信じ切れてないというか。スイング的にはだいぶ良くなってきていると思うので、もう少し自信を持って打てるところまでもっていければ」。6番では残り157yd、アイアンでの第2打をピンそば1mにつける持ち味も見せた。
出場前のPCR検査の義務付けをはじめ、無観客での開催を含め様々な感染防止策が施された。「思ったより普通にできたかなって感じです。試合が始まる前のテスト(PCR検査)とかはこれからも続く。慣れていくしかない」と受け止めた。
一方で会場を離れたときの周りとの意識の差も感じた。「思ったよりも緩いとしか思わなかった。自分でどこまで予防できるかだと思う。ホテルでも、みんな普通にしている。その辺は違和感がある」。奇しくもこの日、ラウンド後にニック・ワトニーのPGAツアー初のコロナ感染が発表された。
次週「トラベラーズ選手権」(コネチカット州TPCリバーハイランズ)はエントリーせず、もう一度態勢を整える。