米国男子 FedExCupポイントランキング
2020年 ワークデイ・チャリティオープン
期間:07/09〜07/12 場所:ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)
3打差を2度逆転されプレーオフ負け トーマス「腹立たしい」
◇米国男子◇ワークデイ・チャリティオープン 最終日(12日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7456yd(パー72)
「腹立たしい。そう説明するほかない。残り3ホールで3打リードしていたのに(勝利を)譲ってしまった。勝つチャンスは何度もあった」。3日目までに築いたコリン・モリカワとの3打差を前半で失い、上がり3ホールで再び3打差を追いつかれ、3ホールにわたるプレーオフで今季3勝目を逃す敗戦。ジャスティン・トーマスは天を仰いだ。
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第3ラウンドまでに1つもたたかなかったボギーを、トーマスは序盤3番までに2つ続けた。5番を終えて同じ最終組のモリカワ、ビクトル・ホブラン(ノルウェー)に逆にリードを許して中盤に猛然と巻き返し。6番からは10ホール続けて1パットで締め、その間5つのバーディ、15番(パー5)で8mのフックラインを流し込んでイーグルを決めた。
ショートゲームへの心配が突如、結果に出たのが70ホール目以降。16番でグリーン右のラフから寄せきれずボギー。17番をバーディにしたモリカワに1打差に迫られ、18番のボギーでプレーオフに持ち込まれた。1ホール目こそ15mのバーディパットを沈めて「カモン!」と無観客のコースで雄叫びを響かせたが、3ホール目(10番)で第1打を右サイドの木の根元に落として力尽きた。
「(プレーオフ1ホール目のパットは)まさか入るとは思わなかったが、ラインを読めた。すごく速いスライスラインでタッチが難しかった。マウンドを越えたところからどうかなと思ったが、入ってくれた。完ぺきなスピード。興奮したけれど、コリンが良いラインを残しているとも分かっていた。彼はパットもうまいしね」
フェデックスカップポイントランキングはウェブ・シンプソンを抜いてトップに立った。それで満足いくはずもない。「ひどいゴルフは残念だけど、来週またチャンスがあることは素晴らしいことだ」。次週は同じコースで行われる「ザ・メモリアルトーナメント」。タイガー・ウッズが5カ月ぶりに復帰、世界ランク1位のロリー・マキロイ(北アイルランド)らも出場のビッグイベントが待っている。