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ゴルフきょうは何の日<7月20日>

1986年 “サタデー・スラム” グレッグ・ノーマン初のメジャー王者に

スコットランドのターンベリーで開催された「全英オープン」で、当時31歳のグレッグ・ノーマン(オーストラリア)が待望のメジャー初優勝を果たした。

第2ラウンドでトム・ワトソンに「私が出場した大会の中で最高のプレーだ」と言わしめる内容で「63」(パー70)をマークし、首位に浮上。1打差トップで迎えた最終日最終組は中嶋常幸とのラウンドで、2位に5打差をつける通算イーブンパーで逃げ切った。

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86年は5、6月に米ツアーで2勝をマーク。母国のオーストラリアツアーでは4勝、欧州ツアーでは1勝を挙げるなど世界で11勝を重ねたキャリアハイの年。ただ、米本土で開催されたメジャーは4月「マスターズ」、6月「全米オープン」でいずれも54ホールを終えてトップに立ちながら、優勝を逃していた。

惜敗の歴史を知るターンベリーのファンは歓喜し、ノーマンは「イギリスは母国以外で私をプロゴルファーとして受け入れてくれた場所だ。ここで優勝できて本当に嬉しい」と喜びを爆発させた。ちなみに2位で終えた同年8月の「全米プロゴルフ選手権」でも首位で最終日を迎えており、土曜日(3日目)までは4大メジャー全勝の可能性があったことから、のちに“サタデー・スラム”あるいは“ノーマン・スラム”という俗称がついた。

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