デシャンボーだけじゃない ツアー随一の“ボディビルダー”は20世紀半ばにもいた
2020年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/06〜08/09 場所:TPCハーディングパーク(カリフォルニア州)
肉体改造後のメジャーで初のトップ5入り デシャンボー「誇りが持てる」
◇メジャー第1戦◇全米プロゴルフ選手権 最終日(9日)◇TPCハーディングパーク(カリフォルニア州)◇7251yd(パー70)
肉体改造で注目を集めるブライソン・デシャンボーが首位と3打差の7位から出て6バーディ、2ボギーの「66」でプレーし、通算10アンダー4位に入った。「やっとメジャーでトップ10に、トップ5に入ることができたよ。次のステップは勝つことだね」と、今季唯一のメジャーで念願のトップ5入りに及第点をつけた。
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メジャーに初挑戦したのはアマチュア時代の2015年「全米オープン」。予選ラウンドは2日ともオーバーパーをたたき、決勝ラウンドに進めなかった。その後も挑んできたメジャーは最高がプロ転向を果たした16年の「全米オープン」(オークモントCC/ペンシルベニア州)での15位タイ。15回目の出場で「 (今回は)自分でうまく対処することができた。自分のやり方に誇りが持てる」と新スタイルの確立で殻を破った。
3日目の最終18番で自己最高となる95フィート5インチ(約29m)のバーディパットを決めて話題をさらって迎えた最終日。12人の選手がトップと3打差と熾烈な優勝争いを繰り広げ、「緊張した」とデシャンボー。この日の最終18番は2打目でピン手前16mに残すなど、「アイアンとウェッジをもう少し磨く必要がある」と課題を明確にした。一方で注目となるドライバーショットには「もっと強くなるし、遠くに行くようになる。コースに依存しているのは明らかだけど、そのうち有利になること願う」と話した。
今大会を制したコリン・モリカワについて「彼は信じられないくらい偉大なボールストライカー。彼のプレーを見ているととてもよく成長してタイトル争いをしている。うらやましいし、いつか(彼のようなボールストライカーに)そうなれたらいいな」と勝者を称えた。