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2020年 ツアー選手権
期間:09/04〜09/07 場所:イーストレイクGC(ジョージア州)

7年目終了の松山英樹 全米オープンへ「気合入れて仕上げる」

◇米国男子◇ツアー選手権 最終日(7日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7346yd(パー70)

松山英樹の米ツアー7年目のシーズンが、ことしもイーストレイクGCで幕を閉じた。7年連続の出場となった最終戦は4バーディ、4ボギーの「70」と伸ばせず、通算7アンダー15位。「次の試合がUSオープンなので、1週間準備して、気合を入れて仕上げていく」。総括もそこそこに、17日開幕の「全米オープン」(ニューヨーク州ウィングドフットGC)へ気持ちを向けた。

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シーズン最後、メジャー前最後のラウンドにもなる18ホールは一進一退のプレーだった。1番で1.5mのパーパットがカップに蹴られてボギー発進も、続く177ydの2番(パー3)は7Iでピンの根元にキャリーさせてバーディ。バンカーから寄せきれなかった4番で再びスコアを落としたが、5番で2度目のバウンスバックを決めた。

8番、10番と3パットボギーをたたいた後は、11番(パー3)、13番、14番と寄せワンでパーを拾ってしのいだ。16番、17番とセカンドショットをチャンスに絡めて連続バーディ。最終18番は2.5mがカップの右を抜けてパー。今季ここまでツアー6位の平均スコア(4.51)を記録していたパー5で4日間を通じてバーディを奪えず、悔しいフィニッシュとなった。

前日71.43%と持ち直したフェアウェイキープ率は、再び1Wをチェンジして28.57%にダウン。「(全体的に)いいショットは出始めていますし、パットもいいときと悪いときは極端ですけど、少しずつでき始めている。そのでき始めているということが、自分の中でプラスというか、気持ちを楽にさせている部分がある」。顔を上げ、前を向いてトライを続けている。

3カ月の中断を挟んだこともあり、米ツアー7年目で最も少ない20試合の出場だった。「あっという間に(終わった)。シーズンの途中で試合がなくなることが多かったけど、その中でもうまく対応できたかなと思う部分と、まだまだできたかなという部分が両方ある」

初日首位に立ちながら中止となる「ザ・プレーヤーズ選手権」もあった中、5試合でトップ10入り、予選落ちもわずか3試合。ショットの貢献度を示す「ストロークゲインド・ティtoグリーン」は「+1.528」で最終戦を前にツアー2位。コロナ禍で一変したシーズンにあって、変わらないものも示してきた。

「早く優勝争いができるように。また優勝ができるようにしたい」。勝利への渇望を強め、いきなりメジャーから8年目の戦いに突入する。

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