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3354日ぶりVへ ショーン・オヘアーが言い聞かせる「一歩一歩」

◇米国男子◇コラレスプンタカナリゾート&クラブ選手権 3日目(26日)◇コラレスGC(ドミニカ共和国)◇7666yd(パー72)

首位と2打差2位の好位置で大会を折り返した前日、ショーン・オヘアーは自らに言い聞かせるように繰り返した。「ツアーカードを維持するために16試合に出なければいけないし、ツアーカードの心配がなくなればプレーオフに出場できるだけのポイントを稼いでいかないといけない。でも、背伸びはしたくないんだ。自分の可能性はずっと高いところにあると思っているけど、精神的に一歩一歩を大事にしていきたい」

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2009年にはフェデックスカップポイントランキングで5位に入ったツアー4勝の実力者も、2011年「RBCカナディアンオープン」を最後に優勝から遠ざかる。「メジャー・メディカル・エクステンション(公傷制度)」の適用を受けている38歳にとって、まずは今大会を含めた16試合で287ptを稼ぎ、出場資格をキープすることが喫緊の課題だ。

2019年2月の「AT&Tペブルビーチプロアマ」で途中棄権。肋骨の骨折という当初の見立て以上に事態は深刻だった。セカンドオピニオンで左腹斜筋の断裂が判明し、手術を受けた。傷が治る過程でつくられる瘢痕(はんこん)組織の除去にも時間を要した。「かなりの量だった。2008年に交通事故にあったので、それが原因だったのかもしれない」と振り返る。

長期のリハビリを経て、昨年12月のツアー外ダブルストーナメント「QBEシュートアウト」で復帰。昨季は下部コーンフェリーツアーを中心にプレーし、試合勘を取り戻そうともがいてきた。

「ケガをする前の僕は、プレーできることが当たり前だと思って少し怠けていたかもしれない。それを奪われ、引退の可能性すら突きつけられたことで、自分がまだゲームを愛していることを再認識できた。復帰できるかもわからなかったし、本当に大変だったから、いまプレーできていることはうれしい。でも、まだまだ長い道のりが待っているよ」。首位と5打差5位で迎える最終日も、長い復帰ロードのワンステップだ。

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2020年 コラレスプンタカナリゾート&クラブ選手権



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