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出場権残り2試合で逆転劇 絶体絶命から「素晴らしい一週間」へ

◇米国男子◇コラレスプンタカナリゾート&クラブ選手権 最終日(27日)◇コラレスGC(ドミニカ共和国)◇7666yd(パー72)

「公傷制度」の適用によるツアー出場の権利が残り2試合に迫る中、まさにギリギリの逆転劇だった。2打差2位から出た最終日、ハドソン・スワッフォードが1イーグル4バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「69」で回り、ツアー2勝目を手にした。「一日中最高の気分。自分の世界にいるような感じ」と勝利の余韻に浸った。

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2017年「キャリアビルダーチャレンジ」で初勝利を遂げたが、翌18年に肋骨を痛め、10週間の欠場を余儀なくされた。

復帰戦となった2019年1月「ソニーオープン」で3位に入り、復活を印象付けた。しかし、同年夏に足の裏の骨が折れていることに気付き、手術をした。再び4週間の戦線離脱を強いられ、「もがいては葛藤していた。挫折と言えるものがそこにはあった」と苦悩の日々を振り返った。

「メジャー・メディカル・エクステンション」(公傷制度)の適用を受けてすでに7試合を消化したスワッフォードに残されていたのは、わずか2試合。リミットは着々と近づいていたが、頑張れる理由はあった。

「2018年12月に長男が生まれたんだ。名前はジェームス・ハドソン・スワッフォードJr。だけど、僕は“トルネード”と呼んでいる。父親であることは僕にとって、この世で最も幸せなことだ」

絶体絶命に陥りながら、再来年までの出場権を土壇場で得た。このままドミニカ共和国で、家族とともに休暇を取るといい、「素晴らしい一週間になる。待ち遠しいよ」と相好を崩した。

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