1年限りのラスベガス開催 “世紀の一戦”舞台に松山英樹、マキロイ参戦
2020年 ザ・CJカップ@シャドークリーク
期間:10/15〜10/18 場所:シャドークリーク(ネバダ州)
「自分の知らない世界も知っている」松山英樹は“意見交換”に充実感
◇米国男子◇ザ・CJカップ@シャドークリーク 事前(13日)◇シャドークリークGC(ネバダ州)◇7527yd(パー72)
3週ぶりの試合となった前週予選落ちを喫した松山英樹は、週末から精力的な調整を続けてきた。ネバダ州ラスベガスでの連戦で移動の必要もなく、「ここ(シャドークリークGC)のコースには来られなかったですけど、じっくりできたかなって感じですね。時間が長かったので、その分できたこともありますし、いい方向かなと思います」とうなずいた。
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会場入りした前日12日(月)はラウンドせず、6時間近く練習。この日も午前中に練習場へ入ると、パット、ショットの感触をしっかり確かめてから初めて見る18ホールをチェックした。
砂漠地帯のラスベガスにあって木々が生い茂り、ウォーターハザードが絡むホールも多い美しいコース。いつものようにグリーン周りの“外しどころ”を丁寧に下調べし、「グリーンが硬くて、やっぱり、ショットがすごく大事になるコースかな」と印象を口にした。
今週は、河本結のコーチとして前週の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」に同行していた目澤秀憲(めざわ・ひでのり)氏が、コースを訪問。前日の練習から松山と活発な“意見交換”を行っている。
松山は「(会場に)見に来るついでに、僕もどういう人なのか会ってみたかった。細かい(技術論の)ところの問題よりも、会ってみて、どういう人なのかを知りたかった」。関係者を通じて連絡を取り合い、連日ゴルフ談義を交わしながらの練習となっている。
「スイングとかも相談もします」と具体的なテーマに踏み込むときもあるとはいえ、「まず、どういう人なのかを知りたかった。自分の知らない世界も知っていますし。だからといって、自分(の軸)が変わることもないですし」と強調。ひと味違う試合直前の光景も、ゴルフへの妥協なき取り組みの一環だ。(ネバダ州ラスベガス/亀山泰宏)