「ヒューストンオープン」最終スコア
2020年 ビビント ヒューストンオープン
期間:11/05〜11/08 場所:メモリアルパークGC(テキサス州)
ズルズル行かない小平智 「もうちょっとできた」
◇米国男子◇ビビント ヒューストンオープン 最終日(8日)◇メモリアルパークGC(テキサス州)◇7432yd(パー70)
1月の「ソニーオープンinハワイ」以来10カ月ぶりに、米ツアーで予選カットの網を潜り抜けた小平智は通算イーブンパーの38位タイで終えた。「もうちょっとできたかな、と思う1週間だったが収穫は多かった。次につながると思う」と前向きに話した。
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34位からアウトスタートの第1組でプレーした日曜日は、言葉通りの展開。4バーディ、3ボギー「69」への、もどかしさと手応えはスコアが動いたホールに表れた。前半アウトは難度15番目と易しい部類に入る8番(パー5)でボギー。後半はイン唯一のパー5、16番(難度10番目)で第2打を池に入れてボギーをたたいた。
一方で2番目の難度を誇った14番で、残り198ydの第2打をピンそば1mにつけてバーディ。難度6番目の最終18番も200yd弱のアイアンショットをピンに絡めて、4日間をバーディフィニッシュさせた。
2週前の「ZOZOチャンピオンシップ」の直前から調子が上向き、「本当にスイングが固まってきた」という。今季序盤の2試合で40%以下だったスクランブリング率(パーオンを逃したホールでパー、バーディで終える確率)は、ここ2試合で69.57%(全体27位)、68.97%(13位)に上昇。「ボギーを打ってズルズルいってしまうともったいないが、今週はそれも結構止められた。それがすごく良かった点」。ショートゲームの充実はもとより、ピンチを切り抜けやすいエリアをショットで確保しているともいえる。
「あとはこれをちゃんとモノにしたい。本来の自分のゴルフはこういうのだと思う」。次週のメジャー「マスターズ」(ジョージア州オーガスタナショナルGC)は出場権がない。再びじっくりと下地を強くする。