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2020年 マスターズ
期間:11/12〜11/15 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
アジア勢最高2位のイム・ソンジェ「東京五輪メダルで兵役免除」の青写真も
◇海外メジャー◇マスターズ 最終日(15日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)7475yd(パー72)
韓国のイム・ソンジェが「69」で回って通算15アンダーで「マスターズ」でのアジア勢最高成績となる2位タイに食い込んだ。
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大会前にアドバイスももらった母国の先輩、チェ・キョンジュの2004年大会3位を上回り、「正直に言うと、予選を通ることが目標だった。無観客だったから落ち着いてプレーできたのかもしれない。2位でフィニッシュできたことは信じられないし、自分のプレーを誇りに思う」。異次元のスコアを出したダスティン・ジョンソンに及ばなかった悔しさ以上の充実感がにじんだ。
大会初出場にして最終日最終組でのプレー。2番(パー5)、3番と堅実なショットをつないで連続バーディを奪った。ジョンソンが5番でボギーをたたき、スタート時の4打差は1打差まで詰まった。
しかし、グリーン奥に外した6番(パー3)で1.5mのパーパットが右を抜け、7番でも絶好のポジションからの2打目を風に惑わされて奥のバンカーへ入れた。「間違いなく別のレベル。信じられないほどショットが正確で、とても簡単にプレーしているように見えた」という世界ランキング1位を相手にする上で痛恨の連続ボギー。そのまま逃げ切られた。
大舞台で垣間見せた可能性。韓国では成人男子に2年間の兵役が義務付けられており、AP通信によれば、来年夏に延期された「東京オリンピック」でのメダル獲得によって免除を勝ち取るプランを描いているという。
アジア勢初の米下部ウェブドットコムツアー賞金王、PGAツアー新人王、今年3月「ザ・ホンダクラシック」での初タイトル、そして「マスターズ」2位…かつて日本ツアーでもプレーした22歳は着実に世界の階段を上っている。