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トランプ氏のゴルフ場と契約解除 2022年「全米プロ」は会場変更へ

ドナルド・トランプ米大統領の所有コースで予定されている2022年のメジャー「全米プロゴルフ選手権」について、主催する全米プロゴルフ協会(PGAオブ・アメリカ)は10日、会場を変更すると明らかにした。

ニュージャージー州ベドミンスターのトランプナショナルGCでの開催が決まっていた。ツイッターなどで「理事会は今夜、2022年の全米プロをトランプ・ベドミンスターでプレーする契約を打ち切る権利の行使を決議した」と声明を出した。

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トランプ氏の支持者らが起こした6日の連邦議会議事堂の一時占拠に対しては、民主主義への挑戦として米国内のみならず各国から非難の声が上がっている。敗北した大統領選挙を“不正”と主張して暴挙をあおったとして、トランプ氏にも批判が殺到している。

PGAオブ・アメリカのセス・ウォーCEOはAP通信の取材に「私たちはメンバーを、ゲームを、そして使命とブランドを守らなければならない。水曜日(6日)の悲劇的な出来事を受け、ベドミンスターではそれを担保できないと感じた。取り返しのつかないダメージを負ってしまう。唯一の現実的な行動は撤退することだった」とコメントした。

トランプ氏が2016年の大統領選で共和党候補指名を確実にした際には、トランプナショナルドラール(フロリダ州マイアミ)で「WGCキャデラック選手権」として開催していた世界選手権シリーズが翌年からメキシコ開催に変更になったこともある。当時PGAツアーは「政治的な動きではなく、単純にスポンサーの問題」と強調していた。

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