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「A評価じゃないけど…」スピース浮上に高まる期待

◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 2日目(5日)◇TPCスコッツデール (アリゾナ州)◇7261yd(パー71)

かつての世界ランキング1位、ジョーダン・スピースは現在92位と低迷が続く。今週の結果次第では、トップ100から外れる可能性すらあった。

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19歳だった2013年「ジョンディアクラシック」で初優勝して以来キープしてきたポジションも危うい状況で、連日の「67」をマーク。首位と4打差の通算8アンダー8位に浮上し「確かに100ではないし、自分の中で“A(評価)”のゲームをしているとは思えない。でも、いい方向に進んでいるし、長い間で(週末への自信は)一番高いと思う」と言った。

初日はわずか2ホールだったフェアウェイキープが10ホールに。グリーンは2ホールしか外さなかった。出だし10番でバーディを奪い、13番(パー5)からは3連続。後半3番(パー5)で10mのイーグルパットを沈めると、久々にコースへ戻ってきたギャラリーが一気に沸いた。

「いまは結果よりもフィーリングが大事なんだ。今週、ドライバーでちょっといい感じのドローボールが打てている。フェードも良かった。いいショットを続けていくことだね」。本人が足元を冷静に見つめる一方、復活への待望論は高まる。

スピースについて聞かれた53歳のスティーブ・ストリッカーは「2014年、15年のような数字を毎年残せると勝手に期待してしまうのはフェアじゃない。彼は才能にあふれ、技術があり、パッティングもうまい。スイングや取り組んでいることがうまくいけば、僕たちが知っているジョーダン・スピースに戻るだろう。時間の問題だよ」。前のめりになる周囲の雰囲気を察したように、優しくコメントした。

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