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2021年 全米オープン
期間:06/17〜06/20 場所:トーリーパインズGC(カリフォルニア州)

石川遼は長尺1W投入も…小技で失速

◇メジャー第5戦◇全米オープン 初日(16日)◇トーリーパインズGCサウスC(カリフォルニア州)◇7652yd(パー71)

2年連続6度目の出場となった「全米オープン」初日、午前組で回った石川遼は2バーディ、6ボギー1ダブルボギーの6オーバー「77」で暫定129位。「良いティショットを打てていたけど、セカンド以降がちょっと下手くそ過ぎました」と、かみ合わなかったゴルフを悔しがった。

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石川はこの日、キャロウェイの「エピック MAX LS ドライバー」のシャフトを47.5インチにした“長尺ドライバー”を実戦投入。フェアウェイキープ率は43%(6/14)ながら「フェアウェイに行く、行かないというよりはショットの内容が良かった。長くしたことでどれくらい精度が落ちるのかということは考えていたけれど、むしろ良かった」と手応えあり。18番(574yd/パー5)はフォローの風に乗って349ydをかっ飛ばし、2オンからバーディにつなげてみせた。

だが、本来は得意なはずのショートゲームにほころびが出てしまう。スタートホールの10番はファーストパットを2m以上オーバーして3パット。続く11番(パー3)はティショットがキャリーで奥のラフまで届き、12番はフェアウェイからのアプローチを寄せきれずに3連続ボギー発進。続く13番(パー5)は2打目までは完璧だったが、残り95ydの3打目をグリーン奥のラフに外すなど「自分が自信を持ってやってきているところで、ミスが出てしまった」と反省した。

ミスの原因は「単純にスイングの問題だし、距離感も方向性も課題」という石川。「そこに関しては技術以外のことではない。シンプルではなく、いろんなピースが必要になってくるけど、きょうみたいなティショットが試合で打てれば、今後にもつながってくる」と前を向く。

「100yd以内でも1、2ydの精度を求められるのが全米オープン。そこに対してしっかり準備して、作り上げていきたいなっていう気持ちはある」と、ロングゲームだけでなく、ショートゲームのさらなるレベルアップも、課題として再認識した1日となった。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/今岡涼太)

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