「ロケットモーゲージ・クラシック」初日ライブスコア
2021年 ロケットモーゲージ・クラシック
期間:07/01〜07/04 場所:デトロイトGC(ミシガン州)
「残念な最後」 松山英樹は“水を差されて”2アンダー
◇米国男子◇ロケットモーゲージ・クラシック 初日(1日)◇デトロイトGCノースC(ミシガン州)◇7370yd(パー72)
松山英樹にとっては、悪天候に水を差された形となった大会初日。10番から出て、16ホールを消化して4アンダーとしていたが、3時間15分の中断を挟んだ再開直後の8番でダブルボギー。2アンダーで初日を終えて「残念な最後だった」と口を結んだ。
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最終9番を終えると、同組で回ったフィル・ミケルソンが申し訳なさそうに松山に歩み寄った。松山がダブルボギーとした8番(パー3)は、松山が1m強のボギーパットを打つ直前、同ホールでバーディを奪ったミケルソンに興奮したギャラリーが声を上げて、松山は一度構えたアドレスを外していた。松山は「(8番は)ミスパットが続いてしまった」と悔やんだが、運も味方しなかった。
それでも、18ホールを通してみれば、パーオンを逃したのは3ホールだけ。「ドライバーにはまだ不安がある」というものの、大きく曲げたのは14番の1ホールで「良くはないけど、悪いところがちょっと少なくなってきている」という手応えもある。
パッティングは、スタートホールの10番で4mのパーパットをしぶとく沈め、その後はチャンスをものにできないホールが続いたが、14番(パー5)で2.5mを沈めてから4連続バーディと一気に加速。15番(パー3)は145ydを80cmにピタリとつけ、16番は4m、17番(パー5)は手前7mに2オンし、着々とスコアを伸ばした。
後半は「ラインがなかなか当たらなかった」とバーディを奪えなかったが、「悪くはなかったと思う」という自己評価。この日のホールアウト後はすぐに車に乗り込んで「時間があるので切り替えて頑張りたい」と、午後スタートとなる2日目を見据えた。(ミシガン州デトロイト/今岡涼太)