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マキロイ「3位のためにこんなに頑張ったことない」 トップ選手の五輪ゴルフ評価は

東京五輪 男子最終日(1日)◇霞ヶ関CC東コース(埼玉県)◇男子7447yd(パー71)

「3位になるために、こんなに頑張ったことはないよ」――。7人によるプレーオフの末に惜しくも銅メダルを逃したロリー・マキロイ(アイルランド)のコメントがオリンピック競技としてのゴルフの特徴を捉えていた。常に優勝を目指し、周囲からもそれを期待される世界トップ選手たちにとって、表彰台をかけた争いは新鮮だった。

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前回2016年のリオデジャネイロ五輪で112年ぶりにオリンピック競技として復活。スケジュールや当時ブラジルで流行していたジカ熱などへの懸念から回避する選手も少なくなかった。

今回もダスティン・ジョンソン(米国)やルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)が参加を見送り、ジョン・ラーム(スペイン)やブライソン・デシャンボー(米国)が新型コロナ陽性で欠場を余儀なくされた中でも多くの実力者たちが霞ヶ関CCに集った。

マキロイ自身、リオを欠場して初めての出場だった。「お金のためにプレーしていない、古き良き時代に戻った気分だよ。僕の中にもオリンピック精神が芽生えた。(次回)パリでメダルを獲りたい気持ちがさらに強くなった」。さらに米国、スロバキア、台湾と並ぶ表彰台を見渡して言った。「非常に多彩だ。ゴルフはすでに世界的なゲームだけど、今回のオリンピックはそれに拍車をかけるモノだったと思うよ」

4大メジャーという最高峰の舞台を持ち、ライダーカップやプレジデンツカップといった対抗戦の場も用意されているゴルフ界。オリンピック競技としての意義を問う声は根強い。

ザンダー・シャウフェレ(米国)、松山英樹とともに最終日最終組をプレーし、銅メダルのプレーオフまで残ったポール・ケーシー(英国)は「ゴルフを五輪に残すべきかと問われれば、“100%イエス”と答える。今週出た選手たちの情熱を見ればわかると思うよ。国を代表して戦うのは、これ以上ないことだ」と言い切る。

ケーシーにとっては、選手村で他競技の英国チームメートとも交流しながら過ごした一週間。「メダルを持ち帰るためにエネルギーを注ぐアスリートたちから情熱をもらった。友人もできた。きょうも最終組でザンダー、ヒデキとプレーできた素晴らしい一日だった。この一週間、多くのポジティブな体験は勝利と同じくらいの価値がある」と締めくくった。

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