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2021年 フォーティネット選手権
期間:09/16〜09/19 場所:シルバラードリゾート&スパ(カリフォルニア州)

松山英樹 PGAツアー9年目の目標「優勝争いを増やす」

◇米国男子◇フォーティネット選手権 事前(14日)◇シルバラードリゾート&スパ (カリフォルニア州)◇7123yd(パー72)

オーガスタでの歓喜からは5カ月が過ぎた。世界最高峰の舞台は主役の入れ替わりがいつも激しい。昨季最終戦「ツアー選手権」を2週前に終えたばかりのPGAツアーは、早くも新しいシーズンが始まる。2013年秋に本格参戦した松山英樹にとっては9年目のスタートだ。

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東京五輪」から続いたシーズン終盤戦を、灼熱の会場だらけの6連戦で締めくくったばかり。次週「ライダーカップ」を控えたトップ選手が多く欠場し、下部ツアーからの昇格組でにぎわうこの開幕戦に、「マスターズ」王者が出場を決めたのは今のポジションに安穏としているわけではないから。「(終盤戦は)疲れましたけど、ゴルフがうまくいかないほうの(精神的な)疲れのほうが大きかった。新シーズンが始まるので、切り替えてやっていきたい」とさっそく意気込んだ。

目標だったメジャー制覇、8年連続最終戦進出という快挙を遂げたうえで、松山は2021-22年シーズンのターゲットに「優勝争いを増やすこと」を掲げた。

昨季はトップ10入りが3回と“自己ワースト”のシーズンでもあった。「(純粋な)優勝争いをしたのは、マスターズと約1年前の(ビビント)ヒューストンオープンの2回だけ。9打差を追いついた(プレーオフ敗退)8月のセントジュードはちょっと置いといて…」と、緊張感が最高潮になったゲームは少なかった。「だから、その回数を増やす。トップ10に10回くらいは入りたい。そうすれば優勝するチャンスも増えると思う」と視線を高くした。

開幕2日前は調整不足の不安と戦いながら、アウト9ホールを回った。15日(水)のプロアマ戦でコースチェックを終える。「良い感じにはなってきている。グリーンは(不規則な転がりを誘発する)ポアナ芝なので、みんな苦労するからいいかなと(笑)」

本大会は2年ぶりの出場。別会場で行われた前身「フライズドットコムオープン」時代の13年に、正式メンバーになっていきなり3位に入り、大きな自信をつかんだゲームでもある。(カリフォルニア州ナパ/桂川洋一)

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