東京五輪の金メダリストが再び日本へ

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 事前（20日）◇アコーディア・ゴルフ習志野CC (千葉県)◇7041yd（パー70）

今夏「東京五輪」で金メダルを獲得したザンダー・シャウフェレが日本へ帰ってきた。最終日最終組で日本代表の松山英樹と争った霞ヶ関CCでの戦いから約3カ月。母は日本で育ち、祖父母が都内在住という家族のルーツも快挙の喜びを増幅した。「オリンピックでの金メダルは家族にとっても、自分にとってもスペシャルな出来事。日本は僕や家族にとって特別な場所であり、いつでも戻ってきたい国なんだ」と笑顔があふれる。

＜＜　下に続く　＞＞

4週前の欧米対抗戦「ライダーカップ」後は短いオフを挟み、前週「ザ・CJカップ」から再始動。ツアーのチャーター機で来日し、検査をクリアしてホテルとコースを往復する“バブル”内での1週間となる。「空港に降りたとき、テストや一連のプロセスは、オリンピックとデジャブを感じた」

ロリー・マキロイ（北アイルランド）、ジャスティン・トーマスと一緒に回った2年前。「1番ホールでギャラリーが5列とか10列くらい並んで、ものすごい歓声で迎えられた」と日本のゴルフファンの熱量に驚かされた記憶がある。今回はマスターズと東京五輪の最終日最終組を“再現”するように松山と同組に入った。

「ヒデキは地元のヒーローであり、別格。僕とヒデキが同組で、ものすごい数のギャラリーを引き付けると思うけど、きっと楽しい観戦になると思うよ」。世界トップレベルの激突に期待値は無限大に膨れ上がる。（千葉県印西市／亀山泰宏）