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2022年 ジェネシス招待
期間:02/17〜02/20 場所:リビエラCC(カリフォルニア州)

「あしたがあれば…」松山英樹は薄氷踏む予選通過

◇米国男子◇ジェネシス招待 2日目(18日)◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322yd(パー71)

大会2年連続、そして今季初の予選落ちこそ免れたが、それで表情が晴れるはずもない。最終9番、左ラフからの第2打はピンが立つグリーンの右サイドへラインを描いた。ボールは無情にも手前のバンカーに。「安全に行ったら失敗した」。2.5mのパーパットはカップの左に折れ、ボギーフィニッシュになった。

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1オーバー77位の出遅れから一夜明け、この日の序盤は状況がさらに悪くなった。出だし10番でカラーからパターで沈めてバーディ発進した後、12番で手痛いダブルボギー。 1Wショットは左へ、アイアンは右へ。アプローチはグリーンの向こうにまでこぼれ、4オン2パットと崩れた。

続く13番もショットとチップが乱れてボギー。決勝ラウンドが大きく遠のいたころ、多くの日本人ギャラリーに後押しを受け、松山は吹っ切れたようにその後はプレーした。1Wで初めてフェアウェイをとらえた15番。2打目をピンそば2.5mにつけるバーディで反撃を開始した。

隣でスコアを伸ばすビクトル・ホブラン(ノルウェー)、ロリー・マキロイ(北アイルランド)との差を埋めるべく、7mを流し込んだ後半 2番までさらに3つバーディを稼ぎ、なんとか予選カットラインの上に名前を載せた。

上り調子だったからこそ、終盤の取りこぼしが悔しい。6番からは3ホール続けてアイアンで作ったチャンスを外し、9番での後退の締めくくりにつながった。「カムバックしたのか、していないのか…」と歯がゆい。5バーディ、2ボギー1ダブルボギー「70」のスコアに「最後に崩れたら意味がないですね。上がり4ホールは残念でした」とため息交じりに言った。

通算イーブンパーの60位は通過ラインぎりぎり。ホールアウト後の練習を終え、コースを去るときには60位台をさまよい、不安げだった。「通れたら良いですけど…、通れていなかったら(中盤の頑張りも)意味がない。あしたがあれば良いですね。それだけです」。望み通り、あしたはある。(カリフォルニア州パシフィックパリセーズ/桂川洋一)

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