松山はシャウフェレ、フィナウと同組 ウッズ、スピース、マキロイの超豪華ペアリングも
2022年 全米プロゴルフ選手権
期間:05/19〜05/22 場所:サザンヒルズCC(オクラホマ州)
ミケルソン不在にウッズ「寂しい」 復活には自信
◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 事前(17日)◇サザンヒルズCC (オクラホマ州)◇7556yd(パー70)
4月「マスターズ」で交通事故から奇跡的なカムバックを果たしたタイガー・ウッズ。そのオーガスタ以来の登場となった開幕前の記者会見は、大きく分けて2つの事柄に質問が集中した。
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まずはディフェンディングチャンピオンでありながら、出場辞退となったフィル・ミケルソンについて。長年にわたってウッズと人気を二分してきたレフティは、サウジアラビアの支援を得てグレッグ・ノーマン(オーストラリア)が推進する新リーグを支持する発言を機に、PGAツアーへの出場を見合わせている。
「彼がいないと寂しい。戻ってきたときにベストを尽くすことを望んでいる」。連絡は取り合っていないことを明かし、ミケルソンの考え方を尊重しつつも自らはPGAツアーを支持するスタンスを改めて明確にした。「ツアーがどのように運営されるべきか、見解の相違がある。ゴルフゲームの行く末について、彼には彼の、僕には僕の意見がある。僕は何十年もここでプレーし、財団は何年もツアーイベントを運営してきた。今でもツアーは多くのものを提供し、多くの機会を与えてくれると思う」
もうひとつは事故で負った右足の大けがの回復状況。マスターズでは予選を通過した一方、週末のプレーは精彩を欠き、足を引きずって歩く様子も顕著になった。「前回出場したときよりも良くなっている。練習時間も長くなってハードワークできているし、ポジティブになれる日が増えているんだ」。まだまだ長い時間がかかることを強調しながら、前に進めていることを素直に喜ぶ。
2007年「全米プロ」で優勝を飾ったコースは、改修を経て大きく変わった。それでも「勝つ自信」を問われ、力強く返した。「間違いなく、できると感じている。木曜から始まるけど、準備はできているよ」。ジョーダン・スピース、ロリー・マキロイ(北アイルランド)とともに回る予選ラウンドのスタートが待ちきれない様子だった。(オクラホマ州タルサ/亀山泰宏)