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2022年 全米プロゴルフ選手権
期間:05/19〜05/22 場所:サザンヒルズCC(オクラホマ州)

マスターズに続くメジャー2位惜敗 ザラトリス「必ず勝てる。時間の問題」

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 最終日(22日)◇サザンヒルズCC (オクラホマ州)◇7556yd(パー70)

松山英樹が制した昨年「マスターズ」では1打及ばなかった。今回は72ホールのスコアで並んだが、3ホールの合計を争うプレーオフでジャスティン・トーマスに1打届かなかった。初優勝が、メジャータイトルが近いようで遠いウィル・ザラトリスだが「この結果は誇らしい。必ず優勝できると信じているし、時間の問題だと思っている」と晴れやかな顔で言った。

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首位で迎えた3日目にスコアを落とし、3打差2位に後退。この日は2連続バーディでトップのミト・ペレイラ(チリ)に重圧をかけた直後、6番(パー3)でグリーンをオーバーしたティショットが傾斜で前方へ大きく跳ね、ブッシュに飛び込んだ。アンプレヤブルとしてカート道からの寄せとなったが、1パットでしのぎ「ボギーだったけど、あれで勢いがついた」。最終18番も2.5mを沈めるナイスパーで拳を握り、トーマスとのプレーオフに持ち込んだ。

結果的に勝負を分けたのは、プレーオフ2ホール目の17番。302ydのパー4で1オンに成功したトーマスに対し、バンカー越えのアプローチを2m強に寄せたが、バーディパットがひと筋右を抜けた。「いいパットは打ったよ。ただ、読みが甘かった。JT(トーマス)に脱帽だ。勝つべくして勝った。僕は今、彼の勝利に興奮している」と勝者をたたえた。

通算8試合目のメジャーで5回目のトップ10入り。1950年以降、キャリア最初のメジャー8試合で5回以上トップ10に入った選手はアーニー・エルス(南アフリカ)、ダン・ポール、ジュリアス・ボロスの3人しかいない。

なかなかタイトルに届かず、初優勝を飾ってから破竹の勢いで世界ランキング1位に上り詰め、マスターズを制したスコッティ・シェフラーとは同じテキサスで育った大の仲良し。「仲間たちが成し遂げてきたことを見ると、モチベーションが上がるんだ」。シェフラーに続く大ブレークへ、自信を深めた様子だった。(オクラホマ州タルサ/亀山泰宏)

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