松山英樹がスリクソンの新ドライバー「ZX MKII」をテスト
2022年 フォーティネット選手権
期間:09/15〜09/18 場所:シルバラードリゾート&スパ(カリフォルニア州)
目標のPGAツアー10年目も… 松山英樹「うれしいけど浸ってる場合じゃない」
◇米国男子◇フォーティネット選手権 事前(13日)◇シルバラードリゾート&スパ (カリフォルニア州)◇7123yd(パー72)
幾度となく繰り返してきたシーズンインも、今回は少し特別だ。松山英樹は「やっぱり10年やりたいと思っていたので、(10年目も)その舞台にいることはすごくうれしい」と素直に喜びを口にする。
<< 下に続く >>
節目となるPGAツアー10年目は、丸山茂樹を抜いて日本人最長のシード保持選手となる。またひとつ異国の地で確かな足跡を刻むことができた理由は、本人が笑いながら続けた言葉にもある。「でも、まだまだ30(歳)なんで。そんな浸ってる場合じゃないっていうのはありますけど」。すぐに先を見据える志の高さが松山らしい。
前シーズンは首や手首に痛みを抱える時期もありながら、継続中の選手としては史上最長出場となる9年連続での最終戦「ツアー選手権」進出を果たした。一時帰国した日本では体のケアを考慮するとともに「ちょっと疲れていた部分もある」としっかり休養をとった。
わずか2週間のオフを挟んで戻ってきた主戦場。求めていくのは「ツアー選手権」3日目に見せたプレーであり、それ以上でもある。痛みを感じることなく、イーストレイクGCでの自己ベスト「63」をたたき出した。
「ああいうプレーができれば、どこでも通用すると思いますし、そういうものを出したいと思っている」。そんな納得のパフォーマンスを再現しようとするだけではない。「ちょっとそれとはまた別にね。それでも、自分が求めているところにくれば、上位にはいると思うので」とも言った。
チェ・キョンジュ(韓国)と8勝で並ぶアジア出身選手としての記録更新、さらには二桁の大台到達にも期待がかかる。「早く次の1勝をしたい気持ちでやっている。自分がもうちょっと勝ちたい、勝ちたい試合もまだまだありますし、そういう感じです」。闘志をみなぎらせ、昨年6位に入ったオープニングゲームに臨む。(カリフォルニア州ナパ/亀山泰宏)