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2023年 ソニーオープンinハワイ
期間:01/12〜01/15 場所:ワイアラエCC(ハワイ州)

中島啓太は日米をまたぐ多忙な一年を覚悟

◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 最終日(15日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

中島啓太は最終日を1イーグル1バーディ、4ボギーの「71」でプレーし、プロとして戻ってきた大会を通算6アンダーの54位で終えた。アマチュアで出場した前年大会の10アンダーを上回る目標は達成できなかったが、「内容で見たら厳しい状況下でも(いい)プレーができたし、成長できている」と振り返った。

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4日間の中で最も風が吹いたこの日は、クラブの番手選びに苦労した。前半9番(パー5)では210ydの2打目を5Iでピンそば1.5mにつけてイーグルを奪取。「完璧でした」と自賛したが、直後の10番でのティショットのジャッジミスに悔いを残した。

「UTか4Iで打つか迷った。イーグルを獲った次のホールで気持ちは上がっていた。(攻めに)いきたい気持ちと、リスクを(負った結果を)取らないといけないというバランスが勉強になりました」。結果的にUTを握った1打目は左のラフに入り、2打目でグリーンを外してボギー。伸ばし切れなかった最終日を「耐えたな、というのが強いのと、伸ばせなかった悔しさがある」と振り返った。

大会後は帰国せず、しばらく米国に滞在する予定。1月25日に開幕する「ファーマーズインシュランスオープン」(カリフォルニア州・トリーパインズGC サウスコース)の出場を見据えており、その後のスケジュールは調整中だという。出場できた大会でトップ10以内に入り、翌週大会のエントリーにつなげるチャンスも狙っている。

一方で、2021年にアマチュア優勝を果たした「パナソニックオープン」で得た日本ツアーのシード権は今年で最後。来季の出場権を得るためには、出場義務試合数(年間試合数の半分=13試合)をクリアして賞金シード圏内に入るか、優勝する必要がある。

「海外はチャンスがあったら出たいけど、今年はとりあえず予選カットラインを意識して4日間ゴルフすることを大事にしたい。プロゴルファーとして優勝することも大事」と目標を掲げ、日本と米国を往来する一年とする覚悟を示した。(ハワイ州ホノルル/石井操)

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