バーディ締めも1打届かず 中島啓太は予選会経由の海外挑戦を視野
2023年 ザ・ジェネシス招待
期間:02/16〜02/19 場所:リビエラCC(カリフォルニア州)
ウッズがかなえたファンの願い 事故後ベスト「67」のラウンド中
◇米国男子◇ザ・ジェネシス招待 3日目(18日)◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322yd(パー71)
7カ月ぶりのツアーで予選を通過したタイガー・ウッズが、2021年2月に起こした自動車の単独事故からカムバック後のベストスコア「67」を出して通算3アンダー26位に浮上した。
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昨年4月「マスターズ」で電撃的な復帰を果たしてから、これが12ラウンド目。「しばらくアドレナリンも出ていなかったから、数字(飛距離)の変化を把握するのに少し時間がかかった。戻ってきてから一番いいプレーができた」とうなずく要因は、グリーン上の修正によるところも大きい。右手の感覚を調整したことで、本来の“引っ掛ける”ようなストロークがよみがえってきたという。
出だし10番で4.5mのチャンスを逃さずにバーディ発進を決めると、14番(パー3)ではカラーから7m強のスライスラインを流し込んだ。カップインの前からスコッティキャメロンのパターを高々と掲げる確信たっぷりのアクションも映えた。
ショットで多彩な球筋を操れる段階には至っておらず、基本的にフェードのみで戦っている状態。509ydと短いパー5の1番では、残り191ydの右ラフから軽々と2オン。手前のカラーにキャリーしたアイアンショットは傾斜に乗ってピンへ向かい、あと少しでアルバトロスという一打となった。2020年大会の最終日に同じ1番で決めて以来のイーグルは、ツアー通算189個目だった。
カットライン上の予選通過で“裏街道”に回りながら、同組のマティアス・シュワブ(オーストリア)が「過去に何度かロリー(マキロイ)と一緒だったこともあるけど、今日は別次元」と話すほど、多くのギャラリーを引き連れた。前半17番(パー5)では“死ぬまでにやりたい”バケットリストとして「Meet Tiger Woods」と記したファンの少女に気付き、グローブにサインしてプレゼントする粋な行動も見せた。
メジャー以外の出場機会も期待したくなる好プレーにも、本人は冷静だ。「少し痛みもあるので、今はあしたのために回復しなければいけない。この試合が終わった後、フルトーナメントから自分の身体がどうリカバリーするか確認したい。来週末も、まだ身体の調子が良かったらいいんだけど…」。オーガスタ以来となる72ホールの戦いに表情を引き締めた。(カリフォルニア州パシフィックパリセーズ/亀山泰宏)
A roar nobody would've been ready for 😵
— PGA TOUR (@PGATOUR) 2023年2月18日
The tap-in eagle putt moves @TigerWoods to T26 (-3) @TheGenesisInv. pic.twitter.com/PYZYNIuDva