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“ベストゲーム”で滑り込んだZOZO 石川遼「背伸びしすぎず自分のゴルフを」

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 事前(18日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)

最終盤まで優勝争いを演じ、2打差2位で終えた前週「日本オープン」は石川遼にとって「間違いなく、今年の僕のベストの試合」と言える4日間だった。

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最終日に首位スタートで3位となった4月の開幕戦「東建ホームメイトカップ」と比べても内容面の充実に手応えがにじむ。2日目に1Wショットが紛失球、OBとなった2ホールで2つのダブルボギーを喫したが、準備していたラフへの対処、アイアンショットの精度、番手間の距離が残った時のジャッジといったところで納得いくプレーを続けられたことが大きい。

単独3位以上が必要な追い込まれた状況から、逆転で日米共催のフィールドに滑り込んだ。コロナ禍で米国開催となった2020年以来、アコーディア・ゴルフ習志野CCに限れば初年度だった19年以来のカムバックとなった。

日本であっても、ここは紛れもなく返り咲きを目指すかつての主戦場だ。「すごく楽しみ」と目の輝きは変わらない一方で「現在地を知りたい」と話していた4年前とは明確に違う部分もある。「周り(PGAツアー選手)をすごく見て、『もっとこうしなきゃいけないんだな』とか、そういう(比較をする)ための時間ではないと思っています」

最高峰のレベルは、ことし6月に4日間を戦った「全米オープン」で目の当たりにしたばかり。すでに、そこにたどり着くためのタフな道のりを覚悟し、意識しながら日々を過ごしている。

PGAツアーで3本の指に入る飛ばし屋キャメロン・チャンプとの同組は、そんな意識にプラスに働くかもしれない。「僕より30ydくらい飛ぶと思いますけど、逆にその方が割り切れるかもしれない。背伸びしすぎずというか、本当の自分のゴルフを4日間やることしかできないですし、そこに100%集中していくだけ。今週に関してはコースとの戦い、自分との闘いだと思います」。脇目もふらず、4年ぶりの習志野に立ち向かう。(千葉県印西市/亀山泰宏)

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