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2024年 ザ・メモリアルトーナメント
期間:06/06〜06/09 場所:ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)

最終18番チップインで“一矢”も 松山英樹「うまく行かなかった」

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 初日(6日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7569yd(パー72)

最終18番、右手前の深いガードバンカーからきれいに流し込んだチップインが、この日唯一のバーディとなった。すり鉢状の観戦エリアから歓声を上げたギャラリーに応えた松山英樹だったが、鮮やかな一打でも一日のモヤモヤは吹き飛ばせない。「(気持ちが晴れた感覚は)あんまりないですね」と首を横に振った。

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3番でフェアウェイからのセカンドがキャリーで左奥のバンカーに飛び込んだ。ギリギリを狙ったバンカーからの寄せは狙った落としどころにわずかに届かず、入る予感たっぷりのアプローチもわずかに右を抜けてボギーが先行した。

3週前の「全米プロゴルフ選手権」を終えて一時帰国。メジャー前に痛めた背中をはじめとするフィジカル面が整い、練習もしっかりこなせる状態で戻ってきたが、「(ショットは)こっちに来てからは悪かった」と話す。

前日はプロアマ戦のオルタネート(補欠)としてコースに出ずに調整した。5時間近く滞在した練習場の中でも特に時間を割いたショットは「きのうの状況だったら、練習していても、こうなっても仕方ないなというのは見えていた。その中でもいい感じでスタートできればなと思っていたんですけど、なかなかうまく行かなかったですね」。後半に入っても、10番でバンカーからのセカンドをクリーンに打った直後、11番(パー5)ではフェアウェイから左ラフに入れるミスショットに肩を落とす場面があった。

「いろいろ試しているので」と話すグリーン上では、金属製でミーリングが入ったインサートが特徴的なスコッティキャメロンのパターを使用。アドレスに入る際、ターゲットに対して先にフェースを合わせてから構えを作るルーティンは以前と順番を入れ替えたように映る。

首位とは7打差のスタート。ホールアウト後はドライビングレンジに直行し、アライメント、バックスイングのクラブの上げ方から丁寧なチェックを繰り返して修正を急いだ。(オハイオ州ダブリン/亀山泰宏)

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