「パリ五輪」男子 組み合わせ&スタート時刻
2024年 パリ五輪
期間:08/01〜08/04 場所:ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)
2024年 パリ五輪【男子】
期間:08/01〜08/04 場所:ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)
五輪コースは大得意 フリートウッドが松山英樹と並ぶ首位で3日間同組
◇パリ五輪 男子 2日目(2日)◇ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)◇7174yd(パー71)
五輪開催コースのル・ゴルフ・ナショナルでは例年DPワールドツアー(欧州ツアー)の「フランスオープン」が開催されている。トミー・フリートウッド(英国)は、その歴代覇者の一人でもある。2017年大会を制し、同年は初の年間王者にも輝いた。
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当地での栄光は7年前のタイトルだけではない。翌18年の欧米対抗戦「ライダーカップ」では、最終日のシングルスマッチプレーこそ敗れたものの、フランチェスコ・モリナリ(イタリア)と組んだダブルス戦は4戦全勝。欧州選抜の2大会ぶり勝利に大きく貢献した。
「6年前、7年前に何があったとしても、あしたの朝や午後に起きることには影響しない。でも、いいことがあったコースに来る方がいいに決まっているよね」。連日沸き起こる「トミー」コールが示すように、地元フランス勢に次ぐレベルで大きな声援を浴びるのは、過去の勝利とも無縁ではないだろう。
この日は初日トップで滑り出した同組の松山英樹を猛追する「64」をマークした。3番(パー5)では14m近いイーグルパットを流し込み、4番はセミラフからベタピンのタップインバーディ。左サイドの深いフェアウェイバンカーにつかまりながらパーで切り抜けた5番、セカンドを絡めた6番、10mほどを決めきった7番と前半から見どころ満載のプレー。深いフェアウェイバンカーにつかまった最終18番で唯一のボギーを喫しても、松山とザンダー・シャウフェレに並ぶ通算11アンダーで首位に浮上した。
「いつもならトップ5やトップ10に入れば、素晴らしい1週間を過ごしたことになるけど、それでは何の意味もない」とオリンピックならではの目標設定に触れた上で、メダル獲得への思いをにじませる。
「例えば僕が金メダルを持っていたら、6歳の息子のフランキーはいつもそれを抱えているだろうね。アスリートが心血を注いだものの絶対的な頂点と言ってもいい。理想を言えばメジャータイトルと両方欲しいけど、それでも金メダルは誇らしいものだ」。PGAツアー未勝利が不思議なほどトップレベルに定着して久しい33歳に訪れたチャンス。3日目は松山、シャウフェレとともに最終組を回る。(フランス・ギュイヤンクール/亀山泰宏)