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子供によって変わることができたジョン・デーリー

ベルカナディアンオープンで撮影された、やや不名誉なジョン・デーリーと女性の写真(2人ともシャツは着ていなかったようだ)がポルノウェブサイトに掲載されていたことは記載されていなかった。勿論2つのメジャー大会を含む全世界での11度にも渡るプロとしての勝利は記載されていた。プライベートの行動は同意しかねるかもしれないが、コース上では素晴らしい才能を持っている。また無類のファンアピールを持っている。

スチュアート・シンクは「大したチップだ!でもデーリーの方がきっと上手い!」などのやじを我慢した。トリー・パインズの雰囲気はまったくNASCARレースのようだった。「ファンのブーイングや叫び声はすごかった」と彼は言う。

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確かにビールの消費はすごかったようだ。最終的には日曜日、けんか腰のファンが一人手錠をかけられコースから追放された。「1週間皆すごかった。酔っ払った人も、そうでない人も、最高だった」とデーリーはビュイック・インビテーショナルに訪れたファンのことを語る。

NASCARのようにファンの中にはデーリーのクラッシュ(事故)を願っている者もいた。土曜日に2回目のパー5の18番ホールを向かえた時、イーグルかトリプルボギーだということは予想がついた。どちらに転んでも面白かっただろう。次の日のプレーオフ中に彼が2番アイアンではなく、3番ウッドで再度挑戦した時は、デーリーに対し不信を抱いていたファンまでもが彼を応援した。デーリーのゲームを集中してみていた者には非常に印象的な瞬間だった。「非常に上手にボールをドライブしている」と第3ラウンドを終えたシンクは言った。「最も素晴らしいプレーは17番ホールで起こった。私はフェアウェイにドライバーを打ったが、ジョンは立ち上がりアイアンを使った。数年前のジョン・デーリーだったらドライバーを思いっきり振りまわしていただろう。だけどあの場でアイアンを打った彼は訓練してきたことを証明した。彼があんなゲームマネージメントをしたことはある意味恐ろしい。今日の彼のショートゲームは素晴らしかった。簡単にできるかのように彼は力を必要に応じて加減していた。ジョンにとっても、ゴルフにとっても素晴らしい。見ていてとても刺激的だ。私も彼とプレーするのは楽しいし、善人ですごく寛大だ」。

南アフリカ出身のピーター・バン・ダー・リエットは昨年のPGAチャンピオンシップ半ばからデーリーのキャディーを務めている。「韓国で(昨年の秋)優勝してから改善しようと思った」とバン・ダー・リエットは言う。「それから彼はまったく別人のようだ」。デーリー自信、自分のことを「大人になった」と言っている。「今私には子供が4人いる」と彼は言う。「子育ては最高だ。子供を育てることにより責任感が沸き、多くのことに気づく。それに戦いたくなるし」。

これがデーリーの魅力だ。彼の成功率は今まで限られている。彼は今までずっと悪魔と戦ってきた。ギャンブルはするし、お酒は飲むし、タバコは吸う。自分の悪徳についてオープンに彼は話す。「私を知ってる人は、お金を重要視していないことを知っているだろう。誰にも負けないスピードでお金を使いきれる」と彼は言う。

デーリーは175cmだが、クリスマスシーズン中彼の体重は128キロ程あったという。現在彼の体重は109キロまで落ちたが、それでも戦いだと彼は言う。また、日曜日のラウンド中彼はずっとタバコを吸っていた。「私のスローガンは『良い用具があればフィットネスなんて不要だ』」とデーリーは冗談を言う。

しかし、妻との法的問題、または薬物乱用の疑惑についてのコメントは避けていた。金曜日メディアに会うことを拒否し、ラウンド終了後の記者会見で上記に関する質問があった場合その場から立ち去ると彼はツアーオフィシャルに土曜日報告した。大会に関する質問のみに答えるということが条件だった。デーリーの妻、シェリーは現状を次のように語った。「あまり考えてないわ。神に任せた。(裁判の)日程が決まればその日に私は行くわ」

デーリーとミラーはスポットライトを浴びる運命にあるようだ。ツアープロフィールが回復した今、プライベートの行動をなおさら強く批判する者もいるのではと質問したが、これに対しデーリーは「これ以上ひどくなるとは思い難い」と答えた。デーリーの中毒性や、寛大さ、生きる力や人を信用するキャラクターが彼にとって最大の敵だ。ジョン・デーリーが真に成長したらゴルフ界にとって素晴らしいことだろう。トリー・パインズで見たようなプレーをツアーはもっと必要としている。

Golfweek

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