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池田勇太は予選落ちも「69」と挽回

今季の米国男子ツアー第13戦「アーノルド・パーマーインビテーショナル」は25日(金)、フロリダ州ベイヒルGC&ロッジで第2ラウンド。12オーバーの119位からスタートした池田勇太は3バーディ、ノーボギーの「69」をマークし、通算9オーバーで決勝ラウンド進出を逃した。

前日24日の第1ラウンドで最下位となった池田。予選落ちが濃厚な状況でスタートしたが、難コースを相手に序盤から安定したゴルフを見せた。出だしの4ホールをパーでしのぎ、5番で10メートルを沈めて初バーディ。8番では残り158ヤードの第2打を5メートルにつけて2つ目のバーディを奪った。後半は12番をバーディとしノーボギーフィニッシュ。2度目の同大会挑戦で初めて60台をマークし今後につながるラウンドとなった。

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初日の6番(パー5)では池に3度落として「11打」を記録するなど「84」の大たたき。それが一夜明け、別人のような選手になった。だからこそ「こういうスコアで回れるものを持っているのに、昨日のようなゴルフをしているのは情けない。昨日と今日の違いは何なのか、自分の中で考えないといけない」と喜ぶのではなく、初日の悔しさが余計に増した。

2週間後には昨年に続く出場となる「マスターズ」を迎える。当初は2月上旬のハワイ合宿から6週間を米国で過ごし、日本に一時帰国して大舞台に向けた最終調整を行う予定だったが、東北地方太平洋沖地震の影響で帰国を取りやめ、米国滞在を延長。この「アーノルド―」も急遽出場を決めた。クラブの調整や体のケアも満足にできたとは言い難い状態だ。

だが池田は「仕方のないことだし、それに対してどうこう言うことはない。自分が決断したんだから」と、出身の千葉、大学時代を過ごした仙台を含めた被災地への思いも込めながら、決して言い訳はしない。今後は日本人アマチュアとして初めてマスターズに出場する東北福祉大の後輩、松山英樹をジョージア州アトランタで迎えて最終調整する予定。「また気持ちを新たにして、気持ちのいいコースでプレーしたい」と胸を張ってオーガスタへ向かう。

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2011年 アーノルド・パーマーインビテーショナル



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