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平塚の粘りが日本を10位に踏みとどめた!

「オメガミッションヒルズワールドカップ」の初日、10時にスタートした日本代表の平塚哲二池田勇太の2人は、バーディチャンスを決められずスタートダッシュとはならなかった。むしろ、苦戦が続いたといっても過言ではない。

最初のピンチは4番だった。ピンが奥に切られているグリーンに2オンをした平塚は、大きなマウンドを越えるために、グリーン上でパターではなくウェッジを選択。傾斜に跳ねられピンの右3mからのパーパットを残した。池田がパーパット外した後に、このパットを決め平塚には珍しいぐらいの気合いがこもったガッツポーズを見せた。その直後の5番で生まれた池田のバーディに繋がったナイスパーだった。

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さらに7番では、2人ともティショットを左に曲げてピンチとなる。幸い、コース脇に積み上げられた溶岩の壁が人工物であることから救済を受けられ、辛うじてクラブが振れる状況へ。それでもグリーンへは大きく左に曲がるショットが要求されるが、平塚は渾身のショットでグリーンエッジに運びパーをもぎ取った。

後半に入っても平塚の粘りのゴルフは続く。16番はこの日ティグラウンドが前に出されてグリーンまで290ヤード。ほとんどの選手が1オンを狙い、平塚はグリーン左のバンカーへ。一方、池田は当たりが薄くグリーン手前の池に入れてしまった。スコアを伸ばしたいホールで、平塚はバンカーからの2打目をピン1mにピタリと寄せてバーディを奪う。

「今日は平塚さんに、おんぶに抱っこ。本当に助けてもらいました」と池田が脱帽すれば、「それでも、2人の間では噛み合っていたと思いますよ」と冷静な平塚。この日は攻めの池田と守りの平塚という流れで、6アンダーをマークしたが、明日以降も平塚の冷静かつアグレッシブなプレーが出れば、上位進出も期待できそうだ。(中国海南島/本橋英治)

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